血の柵。 畑のイノシシ対策の最終手段「防護柵(ワイヤーメッシュ)」を設置しました!

血の轍 最新第78話血の轍ネタバレを含む感想と考察。静一の記憶が覚醒する。

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 魚の保存・食品の保存 魚を保存する場合、活け締め、野ジメ(自然死)に関わらず、一番大切なのは血を残しておかない事です。 理由は簡単な話で、雑菌が最も好む(つまり繁殖しやすい)のが魚の血液だからです。 ハラワタを抜いておくのは誰でも知っているのですが、この血に関しては意外と盲点なんですよ。 魚の放血が大事な理由 魚の活け締めも大きな理由は同じで、延髄を破壊して死後硬直を遅らせるだけではなく、「放血」によって血を排除するのがポイントなのです。 うまく脊椎を断ち切ったとしても、放血が失敗すると血が肉に残り、魚の身を侵食して価値を下げてしまうのです。 血合いに庖丁で線を入れておくと楽に洗い流せます。 この時、竹ササラあるいは代わりので結構ですので、しごいてやります。 中華鍋を洗う用途などにも使う【ササラ】 ササラがなければ、使い古した歯ブラシや、竹串を数本輪ゴムでしばった物でも代用できます。  脂と体液の排出作用 血の次に魚を傷める原因は、魚自体が持つ脂や体液です。 死んだことにより保水力を失い、細胞が死滅するに従い、こうしたものが出てくるのです。 魚脂 脂が出るにまかせておきますと、表側は「あぶら焼け」しますし、内部はユルユルになってきます。 何も手を打たず放置しておきますと、まず皮目からズブズブの身になって行き、皮を剥く段階で身がボロボロになるのです。 ドリップ 魚の体液は「ドリップ」とも称しますが要するに肉汁で、細胞の変質によって出てくるものと思われます。 初めは「臭みの元」になる液が排出され、それが終わると今度は「旨味の成分」が液として排出されます。 魚を塩で締めるのは前者の段階で止めておきたいからなのです。 旨味を早く引き出し、同時に臭みを流し去ってしまう理にかなった方法だからこそ魚に塩はポピュラーなのです。 頭を落とす 血液・脂・肉汁、この三者に配慮すれば魚の保存は巧く行きます。 例えば、魚は頭を落とした状態にするものですが、これは冷蔵庫でスペースを取るのを嫌うからばかりではなく、頭はエラなど血が多い場所であり、きれいに血を落とすのが難しい場所で、どうしても血を残してしまうから。 つまり鮮度を落としてしまうからです。 プロが行う例外もあります と、言葉で言えば簡単でして、これでいきますと一番よいのは三枚におろした「スキン」が理想的って事になります。 けども魚はそう単純なものではありません。 血を落としておくというのは共通した基本ですから、どの場合でも原則として用いて結構です。 しかし、 魚の脂と肉汁は同時に旨味でもありますので、その加減は魚によって、鮮度によって、また季節によっても変わってくるのです。 この加減だけはプロになって頂くしか伝える術がありませんし、プロでもこれを理解してないのが大勢います。 脂を回すために腹も何も出さずそのまましばらく冷蔵庫に入れるケースもあれば、逆に焼けを避ける為に以下の様に水で脂抜きをやる事さえあります。 ですから下記は一般的な仕方だとご理解下さい。 鮮魚の保存 まず鮮鮮魚。 最も新鮮な魚、つまり釣り上げ直後、もしくは生きてる状態から活けジメにして半日以内の状態の魚。 〆た直後(死後硬直前) これは三枚におろしてから渡さず(片身を腹と背の二本の節にする事をしない)に、そのまま盆ザルや穴の開いたバットなどに並べて布巾を掛けただけの状態で保存します。 ラップもしません。 身はまだ生ゴム状態で歯ごたえはあるが味はバツ。 この間に色々やると縮れる可能性がありますので落ち着かせる必要があるのです。 この状態で刺身に切るのが「」や「」。 〆るときに神経を抜くのは暴れを静める意味もある。 (抜いてもそれほどの効果はない) 「落ち着く」とは神経細胞が完全に死滅して収縮が止まり、酵素作用などで魚のうま味成分が身に回り始める直前の段階を意味します。 死後硬直を促す(落ち着かせる) 硬直が始まるあたりから液の排出も始まります。 ここで汁を吸収させる為にキッチンペーパーや布巾で包んで、さらにラップします。 片身を上下に渡して血合い骨を取り去るのはこの時です。 つまり二本の節(サク)にした所謂「五枚おろし」状態です。 皮引きに自信のある人は、この段階で皮を引いてから包んでおくと良いでしょう。 皮脂の侵食を遅らせますし、銀を付けた状態ならば血合い焼け(身に残った血合いの色が黒くなる事)もしません。 つまり排出した液を「吸い戻し」ます。 ですのでラップをしたまま数日おくなどはいけません。 包んだ布や紙が濡れたらすぐ取り替えましょう。 皮目を下に向け (生きているのを〆てすぐに卸したものは節にしない) 布巾を被せて このまま冷蔵庫で落ち着かせる。 落ち着いたら皮目を上にしてドリップを促す。 5時間前後で身は落ち着く。 それ以上このままにしていると、今度は『乾き過ぎ』が始まり表面がゴワゴワになってしまうので、ラップで包んで保存する。 このやり方で保存すれば、3~5日間以内は刺身で食べられます。 節を1本づつサラシ(又はペーパータオル)で包み、ラップしておくと良いですね。 これは河豚の節です。 これもやはりサラシが濡れてきたら乾いたものに取り替えないと、水分を吸い戻してしまいます。 つまりサラシでドリップを抜いた意味が無くなるのです。 注意して下さい。 下の画像は「関さば」と「のどぐろ」です。 こうした希少な高級魚を刺身用に保存する場合、銀皮を保つ為に薄皮を剥いておき、身の部分に吸水紙を当ててラップしておきますと、たんに卸身をラップしておくより遥かに身質を保てます。 この辺の微妙さは、実際にこうした魚を扱っている料理人にはよく理解できるでしょう。  一般的な魚の保存 上の状態の魚は、釣り師とか市場に関係の近い人達のみが手にすることが多く、普通の方は新鮮といっても死んでいる魚しか手に入らぬものです。 ノジ状態(自然に死んだ魚)です。 そのような魚の場合、腹を裂いて血合いをきれいに落とし、腹にペーパーを詰めてから外部も紙や布巾で包みます。 実際に詰める紙等は細長く魚の腹の形に合わせる。 その上からラップでグルグル巻いておきます。 この後、細かなフレーク状にした氷で覆い尽くしてから冷蔵庫へしまう方法もあります。 しかしこれは氷が解けてしまえば逆にマイナスですので、あまりやりません。 (やる場合は容器の底に穴を開けて水が溜まらぬ様にすること) これも手順がよければ5日くらいはなんなく持ちます。 塩水処理 一部の魚は、腹とエラを抜いて洗った状態で、氷塩水に放って保存する「塩水処理」という方法もあります。 こうすると見た目の鮮度を保てる為に、関係者がよく使う方法であり、一部にはこの時ある種の「色止め&発色剤」を入れる業者もおります。 (この場合ワタも抜いてない丸状態。 早い話が仕入れ段階でプロがプロを欺こうとするケース) しかしまぁ、これはご家庭では冷蔵庫サイズの問題で出来るものではありませんし、身が締まりすぎて塩辛くなりもしますので、「知識」のみにしておけばよいでしょう。 生命活動に不可欠ではあるけども、同時に致命的。 どう有害かというと、「癌」などがその代表です。 腐敗、つまり鮮度低下のプロセスでも「酸化」が大きい。 この酸素を、窒素の泡で追い出し鮮度を保つ。 そういう着想をしたのが水産業の最上賢一氏。 水中で極めて小さな窒素の泡(リットル中に7億)を発生させることにより、酸素濃度をゼロに近くする。 酸素による劣化を防げますから、これによって驚異的な魚の鮮度保持が可能になるという仕組みです。 逆に酸素の泡を発生させると養殖魚の早期育成が可能になるなど、応用範囲は広く、非常に先が楽しみな技術ですね。 ナノバブルについて - www. nano-x. 「スキン」が理想です。 三枚、あるいは五枚にして骨もなく、皮もない、身だけの状態がベストです。 活けの期間(最初書いた新鮮な状態)は絶対に冷凍しない方が利口です。 新しければ良いというものではありません。 最高の状態で冷凍するには、死後硬直が始まり、薄く塩をしてザルに並べ布巾を被せてしばらく冷蔵庫で脂と肉汁を飛ばしたタイミングです。 つまり余分な水分が抜けた状態ですね。 出来れば料理用途に合わせてカットしておきます。 それを一切れずつラップします。 (この時切り身を重ねて入れたりすれば、全てが無意味になります(くっ付いてしまうので) それからフリージング専用の袋に入れて穴のあるアルミバットに整頓して冷凍庫に入れれば完璧です。 家庭用冷蔵庫でも2週間前後品質を保てるでしょう。 魚の水分の80%はこの帯域で凍りつきます。 この時に氷で細胞が壊れ、解凍時のドリップにつながり味を損なうのです。 したがってこの温度帯をできるだけ素早く通過させるのが理想。 急速冷凍技術はこれが目的です。 この急速冷凍は家庭の冷蔵庫にも普及してますが、無い場合は冷凍する魚を「できるだけ薄く」してこの温度帯を通過させるしかありません。 また急速冷凍庫でもやはり薄くするのがよい方法です。 脱水シートの利用 魚は肉より水分が多い その水分が凍るときに細胞が破壊される それがドリップになり味も悪くなる この事から分かるのは「余分な水分を抜けばよい」という事実。 浸透圧を利用して水分を抜ける「脱水シート」はこれで包んで2時間も冷蔵庫へ入れておけば干物になってしまうほどの優れもの。 上手に使えば冷凍の際にも有効です。 ただ魚の旨味はこの水分にも含まれており、カラカラに水を抜けばよいというものではありません。 なので脱水シートは使い方に注意が必要です。 色々な種類がありますので、製品をよく確かめてから使うようにしましょう。 脱水シートで余計な水分を抜き、真空パックする。 これが最も効果があるでしょう。 魚介の保存だけでなく、料理そのものも保存可能です。 水分主体の物は煮沸後にパックします。 シーンによってはとても使い勝手が良いでしょう。 なぜ真空が良いのか 《脂肪の酸化》 良質な必須脂肪酸である魚の不飽和脂肪酸も酸素によって変質してしまいます。 フリーラジカルの連鎖反応で多価不飽和脂肪酸も脂肪酸ラジカルに変化してしまうのです。 その脂肪酸ラジカルが「過酸化脂質」になります。 酸化脂質の増加は、すなわち「鮮度の低下」に他なりません。 これがさらに分解したり、他の分子と結んだりして「酸敗」になる。 こうなった食品は二次酸化物を生成し毒性を持ちます。 このような食品は悪臭を発し、もう食べられません。 こうした現象を現場では「あぶら焼け」と呼んでいます。 脂が旨みであると同時に鮮度の低下を招くとは、そういう意味です。 したがって開いた魚を水洗するという手もあるのです。 これは一般的に「旨みが流れ去る」として嫌われますが、過剰な表面脂を流し去るのは「長持ちさせる方法」でもあるのです。 酸化は冷凍状態でも進行します。 干物を冷凍しても黄色くなっていく。 あの黄色は酸化の一種。 「冷凍焼け」は冷風と脂によって起きるのです。 極力酸化を避けるには、酸素との接触を断つこと。 密封後、特殊なガスを充満させたり、脱酸素剤などを用いる手です。 さらに理想的なのは「真空状態」 究極は、実現可能かどうかは別にして、-273.

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老人性紫斑とは。高齢者の手に紫色のあざが出来やすいのはどうして?

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ドレーン管理とは 浸出液や膿瘍等浸出液が貯留した閉鎖腔内の排液や、浸出液の排出不良部位、今後貯留が予測される部位にドレーンやチューブを挿入し、体液を体外へ排液する方法をドレナージといいます。 ドレーン管理とは、このドレナージを目的に挿入するドレーンを管理することです。 体内に挿入される主なドレーンやチューブ 体内に挿入される主なドレーンやチューブの以下のようなものがあります。 脳室ドレーン• 経鼻チューブ• 器官内チューブ• 胸腔ドレーン• 胆道チューブ• 胃瘻チューブ• 小腸瘻チューブ• 腹腔ドレーン• 尿道カテーテル ドレナージの種類 ドレーン管理には、閉鎖式と解放式があります。 それぞれ管理方法や観察方法が違います。 ドレーン管理の目的 ドレーン管理の主な目的は、以下の3つに絞られます。 イレウス等治療そのものを目的に行う• 術後合併症の予防として行う• 術後の病態把握として行う 具体的な管理方法は目的・方法・挿入部位によって異なりますが、 基本的なドレーン管理の看護は同じです。 以下からドレーン管理の基礎知識と、看護のポイントについて説明します。 閉鎖式ドレーンと解放式ドレーンの違い 解放式ドレーン 閉鎖式ドレーンとは、体内に挿入したドレーンが体外に出たところで切断されているドレーンのタイプです。 排液はドレーン周囲に流出し、多くの場合、ガーゼなどで吸収します。 メリット• 浸出液の正常が細かく観察できる• 貯留物の粘調性が高いものに適している• 排液の量や性状の確認がしやすい デメリット• 逆流性感染の合併症を起こすリスクが高い• 排液の量、正常の確認の都度ガーゼ交換をする必要がある 閉鎖式ドレーン 閉鎖式ドレーンとは、体液を体内に挿入されたドレーンから自然の圧差やサイホンの原理によって、体外のバッグやボトルに排液が誘導される仕組みのドレーンのことです。 ドレーンの内容物が外界に通じることはない構造になっています。 メラサキュームなどの低圧持続吸引器やポータブル持続吸引器に接続して積極的に陰圧をかけて行うドレナージもあります。 メリット• 逆流性感染をおこしにくい• 排液量の測定や体液採取の管理が簡単• ドレナージ圧を調節しやすい• 排液の量・性状の確認がしやすい デメリット• ドレーンの折り曲げ、閉塞に注意が必要• 患者が動きにくい ドレナージを疾患別・目的別に詳しく知る ドレナージにはそのドレナージをする原因によって目的が変わります。 つまりそのドレナージをすべき疾患や状態によって、行うドレナージの種類(治療的ドレナージとか、予防的ドレナージとか)も変わるんです。 そのため体液を排出するドレナージでも、そのドレナージをする原因によって目的は変わります。 治療的ドレナージ 減圧ドレナージ 体腔に体液が貯留して体腔の本来の圧よりはるかに高い内圧が生じているときに行います。 適応疾患や症例• 水稲圧の脳室ドレナージ• 緊張性帰郷の胸腔ドレナージ• 心タンポナーデの心ドレナージ 等 閉塞性疾患に関するドレナージ 流動物が通過する管腔臓器に閉塞をきたした場合や閉塞上流部に流動物が停滞した場合に使用します。 適応疾患や症例• 胃の幽門狭窄の胃管• イレウスのイレウスチューブ• 閉塞性黄疸の経皮経肝胆道ドレナージ 等 排膿ドレナージ 濃が多くの場合感染巣であり、有害な貯留物である濃を排出するために行います。 適応疾患や症例• 皮下腫瘍• 肝腫瘍 等 予防的ドレナージ 術後合併症の因子 患者側の因子 低栄養状態(低たんぱく血症、ビタミン欠乏症等)、糖尿病、肝硬変といった疾患を合併している場合に行います。 手術手技の因子 乳がんの術後等死腔をもたらす可能性があるときに使用します。 インフォメーションドレナージ 排液の観察が術後の病態把握に役立つ場合に挿入します。 適応疾患や症例• 消化管手術時の吻合部ドレーン 等 ドレーン管理の看護目標 ドレナージの目的は、そのドレーンを挿入する理由によって変わりますが、基本的にドレーンを挿入する目的には、以下のようなものが考えられます。 瘻孔の貯留液排出促進• 浸出液貯留や膿瘍時の排出• 通過障害の減圧• 情報収集• 浸出液貯留防止 また、看護の視点で考える「ドレーン管理の看護目標」は以下のようなポイントが考えられます。 ドレーンの自己抜去・自然抜去を防止する• ドレーンの閉塞を防止する• ドレーン排液を管理する• ドレーン圧を管理する• ドレーンからの感染を防止する• ドレーン挿入中患者の安楽を助ける 上記に列挙した「ドレーン管理の看護目標」の項目ひとつひとつについて、具体的な看護のポイントを以下に記載します。 ドレーンの自己抜去・自然抜去を防止する ドレーン挿入中は自己抜去・自然抜去を防止するよう努める必要があります。 ドレーンの自己抜去・自然抜去を防止するの看護のポイント• ドレーンの固定部位は2~3か所にし、固定する位置は体動によって屈曲しない場所にする。 ドレーン固定をはがれにくくするために、テープを一枚貼った上に、下図のようにオーム型にテープを貼付する。 はがれないテープ固定貼り方(オーム型に貼付する)• 接続部(コネクター)は布製テープで巻いて固定する。 ドレーンバッグはベッド柵のルートにゆとりをもたせ固定する。 ドレーンキーパーがあれば使用する。 ドレーンの閉塞を防止する ドレーンの閉塞防止は、どんな目的のドレーンでも必要な管理項目であり、効果的な排液を行うために必要な看護です。 ドレーンの閉塞を防止する看護のポイント• ドレーン開通の観察は頻回に行う。 胸腔ドレーンの場合、ドレナージバッグの水封室の水面で、脳室や腹腔ドレーンの場合呼吸性波動でドレーンの閉塞有無を観察する。 体位変換により排液を促す。 粘調性の高い排液や濃液、コアグラの排液などはドレーン閉塞の原因になるので、適宜チューブのミルキングを行い、排液を促す。 ドレーン排液を管理する ドレーンの排液管理は、患者の状態をアセスメントするのに役立ちます。 ドレーン排液を管理する看護のポイント• 排液が急激に減少、もしくは停止している場合、閉塞している可能性がある。 排液が急激に増加している場合、出血している可能性がある。 漿液性から血性に変化するなど出血の要因がないか観察する。 浮遊物、汚臭があれば、感染兆候がないか観察する。 ドレーン圧を管理する 閉鎖式ドレナージの場合、効果的な圧が継続的にかかっているか、看護師による観察が必要です。 ドレーン圧管理の看護ポイント• エアリークの有無を観察する。 カテーテル挿入部、接続部の観察をする。 メラサキュームなどの低圧持続吸引器やポータブル持続吸引器にシステムトラブルが起こっていないか観察する。 陰圧式のドレーンは、各勤で必ず陰圧がかかっているか観察する。 ドレーンからの感染を防止する ドレーンからの感染は、ドレーン刺入部からのよるものと、排液の逆流による逆流性感染のタイプがあります。 これらの予防に対する看護が必要です。 ドレーン挿入中における感染予防の看護ポイント• 創部が無菌の状態であれば、ドレーンとその回路は閉鎖式のものを使用する。 排液バッグやボトルを創部より上にあげない。 外部から細菌の侵入を防ぐため、接続部がゆるまないようテープなどで巻いて固定する。 バイタルサインや全身の状態を観察し、感染兆候の早期発見に努める。 ドレーン挿入中患者の安楽を助ける ドレーン挿入中の患者は、精神的、身体的な負担が大きく、これらに対する援助が必要になります。 身体的苦痛における看護ポイント ドレーン挿入中の患者は、ドレーン挿入部の痛みや、固定や体動に伴う痛み、処置に伴う不快感などがあることが考えられます。 ドレーンのずれによる痛みを軽減するために、固定は二か所以上の部位にする。 鎮痛薬を使用する場合、使用前の痛みの程度、使用後の薬効に関するアセスメントを行って、効果を評価する。 安静制限内で可能な安楽体位、ドレーンの固定方法等、評価と提案を行う。 精神的苦痛における看護ポイント ドレーン挿入中の患者は、体に挿入されているドレーンに対する不安や違和感、手術による不安など、精神的な負担を大きく感じています。 ドレーン挿入に関して伴う患者の精神的苦痛が緩和できるよう、看護師は随時の説明や指導を行い、不安の軽減に努める必要があります。 ドレーン挿入によるボディイメージの変化や、他者からの視線が気になる心理的苦痛を最小限にできるよう、傾聴を行い、患者のニーズをタイムリーの捉えて、関わりを持っていく。

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魚の保存の仕方

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第77話のおさらい しげる役の警察官と静子役の警官があの日の光景を再現をしているのを、静一は見つめていた。 刑事が静一に、それでどうなった? と訊ねる。 静一は、背後に静子の圧力を感じながらも、なるべく正確に答えようとしていた。 両手で突き落とす直前の動作をする静一。 静子役の女性警官はしげる役の警官からしげるを模した人形を抱きとめる。 その光景を前にして、静一は目を見開いて崖の渕にいる静子役を見つめていた。 「それで……それで……ママっは……ママッ…ママッ…ママッ…マッ……」 しげる人形の顔はのっぺらぼうだった。 しかし静一の目には、その頭部に人の表情が見え始めていた。 ぼんやりとしていたそれが、やがてはっきりと浮かび上がる。 スポンサーリンク それは幼い頃の自分の顔だった。 高台で、静子に抱っこされながら笑顔で向き合っている記憶を思い出す。 静一の脳裏には、幼少期の記憶が鮮明に甦っていた。 静子に、いいところに連れていくと言われ、家の外に出る静一と静子。 道中で幼い静一は静子を見上げて、どこに行くのかと問う。 静子は、自分がずーっと行きたかったところだと笑顔で答える。 「せいちゃんもきっとすきなところだよ」 スポンサーリンク そなんだあ! と静一は無邪気に笑うのだった。 高台に到着した静子は、景色を見下ろしていた。 やがて静子は静一の両脇に手を入れて抱き上げる。 静子の表情からは、すでに笑顔が消えていた。 「わたしもう きえることにする だからね おまえもきえるの」 ニヤリと笑う静子。 「せいちゃんがさきね」 柵の向こう側に静一を放る。 第77話の詳細は上記リンクをクリックしてくださいね。 スポンサーリンク 第78話 血の轍 「もういいや」 静子は高台から静一を放る。 静一は落ちながら、遠くなっていく静子が笑みを浮かべて自分を見下ろしているのを見ていた。 衝撃が静一を襲う。 うめき声を上げて転がり落ちていく。 地に着いた右手が「ボキ」と嫌な音を立てる。 静一は頭から血を流し、落ち葉に顔を埋めるようにうつ伏せに倒れていた。 気を取り戻し、助けを求めるように手を伸ばそうとした静一は全身に走るズキズキという鈍い痛みに苦しむ。 泣き叫ぶことも出来ず、涙を浮かべて呻き続けていた。 「ああ…あ…ああ……」 力なく呻いている静一の耳にガサガサという音が聞こえて来る。 目を見開く静一。 スポンサーリンク 目の前に立っていたのは高台から降りてきた静子だった。 静一はうつ伏せになったまま、静子を見上げる。 静子はきょとんとした表情で、傷だらけの幼い我が子に言葉もかけず、ただ見下ろしていた。 やがて興味を失ったような目で静一から視線を外して呟く。 「もういいや かえるんべ」 そして静子は相変わらず静一を助ける素振りを一切見せず、ほら立てる? と冷たく言い放つ。 「さっさとたって」 静一は倒れたまま、静子を見上げた状態で固まっていた。 スポンサーリンク 帰路 高台からの帰り道を行く静一と静子。 静一は力なく俯き、静子と手を繋ぐことでやっと歩ける状態だった。 頭の出血はそのままで、静一は静子に手を引かれてひょこひょこと歩く。 「……あ」 何かを見つけた静子は、みてごらん、と前方を指さす。 「ねこさん ねてるよ」 道に猫が力なく横たわっていた。 静一は猫の死体を見た後、静子を見上げる。 静子が笑みを浮かべて自分を見てくれていることに気付き、静一は嬉しそうな声を上げる。 「………ほんとだっ!」 スポンサーリンク そして静一は、靴が片方脱げってしまった足でひょこひょことに猫の死体に近づいていく。 「……わぁ~ かわいいねえ…!」 猫の死体の傍にしゃがむ静一。 「ねえまま さわってもいい?」 静子に笑顔で問いかける。 いいわよ、と言われ静一は猫に触れる。 「猫さーん……」 手から伝わってくる感触に違和感を覚えた静一は静子に訊ねる。 「まま このこ つめたいよ?」 猫の死体には無数の蝿が止まっている。 スポンサーリンク 記憶の覚醒 「ああ…ほんとうだ」 静子も猫の死体に触れながら呟く。 「しんじゃってるんさ このこ」 「どうして? どうしてしんじゃってるん?」 静一は笑みともつかない表情で、どうして? と繰り返す。 「どうして? どうして? どうして?」 静子は答えず、微笑するだけだった。 静一は猫の死体を見つめている静子と、静子を見上げている幼い自分を、立って見下ろしていた。 (そうだ…) 幼い静一に出発を促す静子。 再び静子に手を引かれ、血だらけ、傷だらけの静一が俯きながら歩き始める。 (この猫は、僕だ。 ) 静子と幼い頃の自分が遠ざかっていく。 (殺されて置き去りにされた、僕だ。 ) 静一はしげる役の警察官が静子役の婦警に突き落とされるのを見ながら、記憶を取り戻していた。 スポンサーリンク 感想 どっちでも良かった? 読んだ後暫く呆然としてた……。 こんなのどう評したら良いのかわからん。 これまで、しげるを突き落とした動機は静一を守るためだったり、あるいは自分が置かれた状況から感じている閉塞感を打破するために、つい魔が差して……、といった風に推測していた。 とりあえず前者の説に関しては、静子と静一との間にこんな過去があったというなら、それはあり得ない。 むしろ、絶好のシチュエーションだったので、ここぞとばかりに突き落としたと見る方が自然に思える。 少なくとも、静一の安全のためではないだろうな……。 スポンサーリンク 後者の方がまだ線としては生きていると思う。 ただもっと闇は深い感じがする。 静一が生まれた時からどうでも良かったとか言っていたし、それが本心だったと改めてわかった。 静子からしたら静一にしても、しげるにしても、死んでても良いし、生きてても良かったのだろう。 殺すことが目的だったなら、その日の内にもう一度投げ落とすなりするはず。 幼い静一を放り投げて以来、静一を再び同じ目に遭わせることがなかったのであれば、ますます静子にとって静一の、そしてしげるの生死は「どっちでも良かった」ということが言えるのではないか。 今回静一が思い出した、静一を突き落とした後で高台から降りてきた静子は極めて冷徹に我が子を観察していた。 もしかしたら、突き落とした直後はしげるの犯行直後のように一瞬でも恐慌状態に陥ったのだろうか? でも完全に自分の意思で放り投げてたし、どうもそんな感じはしないんだよな……。 魔が差した、では決してない。 スポンサーリンク しげるを突き落とした後、静子が恐慌状態になったように見えたのは、その後の演技のためにスイッチを入れるためだったとでもいうのか……。 何より、唯一の目撃者であった静一に見せるためだった? 静子がとんでもない危険人物であることは、もうかなり前から疑いようがなかったわけだが、話数を重ねて彼女が何をやってきたかを知るにつれて、その実体は逆に掴みづらくなっているように感じる。 第1話の頃は、日常にストレスを抱えつつも、息子を溺愛気味にかわいがること以外は特に普通の主婦くらいに想っていたが、果たしてその心の内にどれだけのものを抱えていたというのか。 徐々に普通の人間を装っている鎧が剥がれ落ちていった後、見えてきたのは人体ではなくドス黒い何か別の生命体だったような感じ……。 スポンサーリンク ……しかし、考えてみれば人間って、多かれ少なかれ良くわからないものではある。 そもそも自分自身でさえ自分の事を正しく知らなかったりするわけで、ましてや他人の目から表面上見えている人格とは全く違った、どのような一面を持っていたとしても不思議ではない。 そんな風に「静子が良くわからない」ということも、強引に相対化できてしまうのだけど、でもやっぱり静子に関しては特別抱えている歪みがあまりにも大き過ぎるように思う。 心が荒廃し切っているというか、捨て鉢になっているというか……。 静一を溺愛していたのは愛情の表れではなかったのだろうか。 そうすることこそが、これまで無縁だった愛情を理解できる方法だとでも思ったのか。 ……いや、そんな人間らしい欲求が果たして彼女にあったのか? スポンサーリンク 静子が求めていたのは、もう終わりにしたいという一点のみだった。 彼女には一郎はもちろん、静一すら不要だった。 明言はしていないが、おそらく自分の命ですら……。 自殺しないのがよくわからない。 ひょっとして、これまで出てきていない静子の両親から封じられていたのだろうか。 単純に、自分で死を選ぶのは怖かったというのも十分あり得る。 静子くらいの病み具合に年季が入っているということは、死を避け続けて生きてきたということだ。 死にたくはないけど積極的に生きたくもない感じ? もしそんな心境で生きているのであれば、それはまさに苦行そのものであるように感じる。 スポンサーリンク 何より、以前から思っていたが、一番わからないのは静子が一郎と結婚したことだな。 お見合いだったのか? そのあたりは一郎が話してくれそうな気がするけど……。 もしかしたらそれも、彼女の両親の為だったりするのか。 生きているのかどうか分からないけど、静子の両親が静子を歪めた犯人である可能性は十分あるように思う。 まさか、両親は全く普通で、ただ単に元々静子の心が腐ってただけというパターン? 一体、静子はどんな人間なのか? 少なくともその過去を遡らない限りは、永遠に掴めないことはわかった。 スポンサーリンク 幼少期の記憶 自分は幼い頃の記憶をあまり覚えてない。 でも怪我を負った時のことはいくつか覚えている。 たとえば額の傷は窓ガラスに三輪車で突っ込んだ時に切ったものだし、脛の皮が薄くなって光沢を放って見える部分も、回転しているトラクターの車輪によって脛の皮を数ミリではあるが、こそぎ取られたからだ。 おそらくこんな風に、幼少期であっても痛みとともにその前後の記憶は、まるで写真のように心に焼き付くからではないかと思うのだが、静一の場合はどうだったのだろう。 静一が高台から落とされたのは、まだ、おそらく幼稚園の低学年か、その前くらいの時の記憶だろうし、これまで思い出せなくてもおかしくはない。 でも実況見分の現場で警察官が静子としげるを演じている様子から鮮明に思い出したのは、それ以前は自分で記憶に蓋をしていたためではないか。 スポンサーリンク その蓋とは、即ち静子への想いではないか。 おそらく静一を突き落としたその後は同じことは繰り返されることはなかったはずだ。 そして溺愛され続けて、子供の本能として母親に抱いた愛情が「ママがそんなことをするはずがない」と、記憶をなかったことにした? でも母の呪縛が解けた今、それと一緒に記憶の封も開いたということなのかなと思った。 幼少期に母と一緒に見た猫の死体のことをことあるごとに思い出していたのは、静子に落とされた記憶を引き出す道筋は既にあったということなのだろう。 静一は無意識で母との間で何かがあったことを思い出そうとしていたが、その記憶は静一の脳内に留まり、出口には至らなかった。 スポンサーリンク 記憶を思い出した時の、見開きで描写された静一の表情が痛々しいというか、新しい狂気に目覚めてしまったように見えるというか……。 およそ中学生らしからぬ老け様に感じる。 これ、ひょっとしたら静子も両親から似たような想いをさせられたんじゃないのか? それが今度は静一に遺伝してしまった? 幼い頃の静一も、高台からの帰り道、猫の死体を撫でている時になぜ母親からこのような仕打ちを受けなければならないのかと疑問を感じていた。 幼い子供の本能として、母親を嫌いになることなどできないから怒りや恨みをぶつけるどころか、抱くことも出来なかったものの、その時に抱いた疑問は静一の心の底に沈殿していたということか。 重大な記憶を思い出したことで、静一はどうなるのか。 そして今回も見開きで出た、第1話冒頭で静子が見せたあの微笑……。 安らぎを感じているように見えるが、果たして、今後読者は静一を通して、どこまで静子の心に迫れるのか。 以上、血の轍第78話のネタバレを含む感想と考察でした。 第79話に続きます。

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