効能・効果• 胃潰瘍のヘリコバクター・ピロリ感染症• 咽頭炎• 外傷の二次感染• 潰瘍の二次感染• 急性気管支炎• 喉頭炎• 子宮内感染• 骨髄炎• 歯冠周囲炎• 子宮付属器炎• 子宮旁結合織炎• 歯周組織炎• 十二指腸潰瘍のヘリコバクター・ピロリ感染症• 手術創の二次感染• 猩紅熱• 腎盂腎炎• 中耳炎• 特発性血小板減少性紫斑病のヘリコバクター・ピロリ感染症• 乳腺炎• 熱傷の二次感染• 麦粒腫• 糜爛の二次感染• 副睾丸炎• 扁桃炎• 膀胱炎• 慢性膿皮症• リンパ管炎• リンパ節炎• 涙嚢炎• 精巣上体炎• 深在性皮膚感染症• 表在性皮膚感染症• 慢性呼吸器病変の二次感染• 淋菌感染症• 前立腺炎<急性症>• 前立腺炎<慢性症>• 胃MALTリンパ腫のヘリコバクター・ピロリ感染症• 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃のヘリコバクター・ピロリ感染症• ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎 用法・用量 (主なもの)• 1.ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症:1).成人:アモキシシリン水和物として、1回250mg(力価)を1日3〜4回経口投与する• なお、年齢、症状により適宜増減する• 2.ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎:1).ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎でアモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター併用の場合:アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)及びプロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する• なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる• 但し、1回400mg(力価)1日2回を上限とする• 効果・効能 (添付文書全文) 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管炎・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、糜爛・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(前立腺炎<急性症>、前立腺炎<慢性症>)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎。 <効能・効果に関連する使用上の注意> 1.咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎への使用にあたっては、「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与する。 2.進行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有効性は確立していない。 3.特発性血小板減少性紫斑病に対しては、ガイドライン等を参照し、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を行う。 4.早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していない。 5.ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる際には、ヘリコバクター・ピロリが陽性であることを確認及び内視鏡検査によりヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認する。 用法・用量 (添付文書全文) 1.ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症: 1).成人:アモキシシリン水和物として、1回250mg(力価)を1日3〜4回経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 2.ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎: 1).ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎でアモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター併用の場合:アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)及びプロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。 なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。 但し、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。 2).ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎でアモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター併用によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合:アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)、メトロニダゾールとして1回250mg及びプロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。 <用法・用量に関連する使用上の注意> 1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめる。 2.高度腎障害のある患者では、血中濃度が持続するので、腎障害の程度に応じて投与量を減量し、投与の間隔をあけて使用する。 3.本剤をヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる場合、プロトンポンプインヒビターはランソプラゾールとして1回30mg、オメプラゾールとして1回20mg、ラベプラゾールナトリウムとして1回10mg、エソメプラゾールとして1回20mg又はボノプラザンとして1回20mgのいずれか1剤を選択する。 副作用 (添付文書全文) <ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症> 総症例29,373例(カプセル、細粒)中1,888例(6. 主なものは、下痢・軟便595例(2. <ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎> 1.胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症: 1).アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びランソプラゾール併用の場合:承認時までに行われた試験では430例中217例(50. また、外国で行われた試験では548例中179例(32. 2).アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びオメプラゾール併用の場合:承認時及び市販後臨床試験では513例中273例(53. 3).アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びラベプラゾールナトリウム併用の場合:承認時までに国内で行われた試験では508例中205例(40. 4).アモキシシリン水和物、メトロニダゾール及びプロトンポンプインヒビター併用の場合:承認時までに国内において臨床試験等の副作用発現頻度が明確となる試験を実施していない(用法・用量追加時:2007年8月)。 2.胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症:承認時までに国内において臨床試験等の副作用発現頻度が明確となる試験を実施していない(効能・効果追加時:2010年6月)。 3.ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎:承認時までに国内において臨床試験等の副作用発現頻度が明確となる試験を実施していない(効能・効果追加時:2013年2月)。 1.重大な副作用 1).ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)(各0. 3).顆粒球減少、血小板減少:顆粒球減少(0. 4).肝障害:黄疸(0. 5).腎障害:急性腎障害等の重篤な腎障害(0. 6).大腸炎:偽膜性大腸炎、出血性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(0. 7).間質性肺炎、好酸球性肺炎:間質性肺炎、好酸球性肺炎(いずれも頻度不明)が現れることがあるので、咳嗽、呼吸困難、発熱等が認められた場合には、速やかに胸部X線、速やかに胸部CT等の検査を実施し、間質性肺炎、好酸球性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。 8).無菌性髄膜炎:項部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐あるいは意識混濁等を伴う無菌性髄膜炎(頻度不明)が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 2.その他の副作用 1).ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症の場合 (1).過敏症(ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症の場合):(0. (2).血液(ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症の場合):(0. (3).消化器(ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症の場合):(0. (4).菌交代症(ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症の場合):(0. (5).ビタミン欠乏症(ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症の場合):(0. (6).その他:(頻度不明)梅毒患者において、ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応(発熱、全身倦怠感、頭痛等の発現、病変部増悪)が起こることがある。 2).ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎の場合:発現頻度は、胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるアモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター(ランソプラゾール、オメプラゾール又はラベプラゾールナトリウム)併用除菌治療の承認までの成績に基づいている。 なお、頻度不明は自発報告に基づいている。 使用上の注意 (添付文書全文) (禁忌) 1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。 2.伝染性単核症の患者[発疹の発現頻度を高める恐れがある]。 (原則禁忌) ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者。 (慎重投与) 1.セフェム系抗生物質に対し、過敏症の既往歴のある患者。 2.本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者。 3.高度腎障害のある患者。 4.経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状が現れることがあるので、観察を十分に行う]。 5.高齢者。 (重要な基本的注意) 1.ショックが現れる恐れがあるので、十分な問診を行う。 2.本剤をヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる際には、除菌治療に用いられる他の薬剤の添付文書に記載されている禁忌、慎重投与、重大な副作用等の使用上の注意を必ず確認する。 (相互作用) 併用注意: 1.ワルファリンカリウム[ワルファリンカリウムの作用が増強される恐れがある(腸内細菌によるビタミンKの産生を抑制することがある)]。 2.経口避妊薬[経口避妊薬の効果が減弱する恐れがある(腸内細菌叢を変化させ、経口避妊薬の腸肝循環による再吸収を抑制すると考えられている)]。 3.プロベネシド[本剤の血中濃度を増加させる(本剤の尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させると考えられている)]。 (高齢者への投与) 高齢者には次の点に注意し、用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与する。 1.高齢者では生理機能が低下していることが多く、副作用が発現しやすい。 2.高齢者ではビタミンK欠乏による出血傾向が現れることがある。 2.授乳婦:授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は、授乳を避けさせる[母乳中へ移行することが報告されている]。 (小児等への投与) ヘリコバクター・ピロリ感染症・ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎を除く感染症の場合:低出生体重児、新生児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。 (適用上の注意) 薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。 (取扱い上の注意) 注意:錠剤は吸湿性のため防湿包装をしている。 服用直前に錠剤を取り出すよう注意のこと。 (注:加湿虐待条件下で錠剤の外観変化がみられる)。 (保管上の注意) 防湿。 処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。
次の細菌が原因のいろいろな病気に用います。 作用 【働き】 感染症は、病原微生物が人の体に侵入し悪さをする病気です。 腫れや発赤を生じ、ときに化膿し、痛みや発熱により苦痛をもたらします(実は、このような症状は病原微生物と戦うための体の防衛システムでもあるのです)。 グラム陽性菌のほか、一部のグラム陰性菌にも有効です。 病原菌が死滅すれば、腫れや発赤がおさまり、痛みがとれ、熱があれば解熱します。 いろいろな細菌に有効なので、呼吸器や耳鼻科領域を中心に各科で広く使われています。 【薬理】 細菌の細胞壁の合成を抑えることで、殺菌的に作用します。 ペニシリン系の代表的な抗生物質です。 緑膿菌やセラチアには効果がありません。 扁桃炎や咽頭炎、気管支炎、中耳炎など比較的軽い感染症に用いることが多いです。 ペニシリン系は安全性の高い抗生物質ですが、まれにアレルギー症状を起こします。• カプセルのほか、子供向けのシロップ用細粒があります。• 胃炎や胃潰瘍の原因となるピロリ菌の除菌にも用います。 注意 【診察で】• アレルギーを起こしやすい人は、必ず医師に伝えておきましょう。• 今までに薬を飲んで発疹などアレルギー症状を起こしたことのある人は、その薬の名前を医師に教えてください。• 喘息、じん麻疹、腎臓病など持病のある人は、医師に伝えてください。• 服用中の薬は、医師に伝えましょう。 【注意する人】• この薬で、じん麻疹などアレルギー症状を起こしたことのある人は禁止です。 また、この系統(ペニシリン系)にアレルギーのある人も原則用いません。• 伝染性単核症というウイルス性の病気にかかっているときには用いません。 この薬の影響で、発疹がでやすいためです。• 喘息やじん麻疹などアレルギー性の病気のある人は慎重に用います。 腎臓の悪い人、高齢の人も副作用がでやすいので、服用量、服用間隔などに配慮が必要です。 【飲み合わせ・食べ合わせ】 併用により、抗血栓薬のワルファリン(ワーファリン)の作用が増強するおそれがあります。 逆に、避妊薬の効果が減弱する可能性があります。 【使用にあたり】• 決められた飲み方を守ってください。 症状、年齢、製剤によって用法用量が異なります。 症状が重いときは、多めになることがあります。• 時間毎(6時間毎等)のほか、食事に合わせて食後に飲むことも多いです。• カプセルや錠剤は噛まないで、コップ1杯ほどの水で飲んでください。 子供用の細粒(ドライシロップ)は、ふつう、1包を適量の水で溶いてから飲みます。大きい子供は、そのままでもかまいませんが、多めの水で飲ませてください。• 指示された期間きちんと続けましょう。 症状によっては、少し長めになるかもしれません。 自分だけの判断で止めてしまうと、再発したり治りにくくなるおそれがあります。• ふつう、3〜4日も飲めば治ってきます。 もし、効果がなかったり、かえって悪化する場合は、早めに受診してください。 薬が合っていないかもしれません。• 胃潰瘍におけるピロリ菌の除菌では、他の2種類の薬とともに7日間服用します。 【その他】• 下痢の予防に、乳酸菌の整腸薬と併用することがあります。• 尿糖検査が不正確になることがあります。 【備考】 抗生物質の効きにくい細菌が増えています。 ある調査によると、中耳炎を起こす肺炎球菌の7割が抵抗力を持っていたそうです。 このような耐性菌を増やさないため、欧米では抗生物質の安易な使用は慎まれています。 効能 【効能A】 <適応菌種> 本剤に感性のブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、大腸菌、プロテウス・ミラビリス、インフルエンザ菌、梅毒トレポネーマ<適応症>• 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症• 外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、びらん・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎• 咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染• 膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(急性症、慢性症)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒• 子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎• 涙嚢炎、麦粒腫• 中耳炎• 歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎• 猩紅熱 【効能B】 <適応菌種> ヘリコバクター・ピロリ <適応症> 胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎 [注意] 製剤により一部効能が異なります 用法 【効能A】 <成人> アモキシシリン水和物として、通常1回250mg(力価)を1日3〜4回経口服用する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。 ただし、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。 医師の指示を必ずお守りください。 副作用 わりと多いのは「下痢」です。 とくに小さい子供や、ピロリ菌の除菌目的で長期に使用する場合、便がやわらかくなりやすいです。 これは、抗菌作用により、腸内細菌のバランスが乱れるためです。 軟便くらいでしたら、たいてい心配いりませんが、ひどい下痢が続くときや血便がみられるときは受診してください。 人によっては、小さいブツブツした「発疹」ができます。 ときに、発熱をともなうこともあります。 この場合、いったん服用を中止し、医師の指導を受けてください。 ショックに至るような重いアレルギー症状(アナフィラキシー)を起こすことはまずないですが、万一、ひどい「じん麻疹」ができたり、顔や口が腫れてゼーゼーしてくるときは、すぐに受診してください。 そのほか重い副作用として、腎不全、血液障害、大腸炎、皮膚障害の報告もあります。 これらは、きわめてまれな副作用ですが、とくに高齢の人、また長期服用時においては注意が必要です。 【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください• アナフィラキシー・ショック..じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、ゼーゼー息苦しい、冷汗、顔が白くなる、手足のしびれ、脈が弱い、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。• 腎臓の重い症状..尿が少ない・出ない、尿の濁り・泡立ち、血尿、むくみ、だるい、吐き気、側腹部痛、腰痛、発熱、発疹。• 重い血液成分の異常..発熱、喉の痛み、口内炎、だるい、皮下出血(血豆・青あざ)や鼻血・歯肉出血など出血傾向。• 大腸炎..激しい腹痛、頻回な下痢、発熱、血液便、下血。• 重い皮膚・粘膜障害..発疹、発赤、水ぶくれ、うみ、皮がむける、皮膚の熱感や痛み、かゆみ、唇や口内のただれ、のどの痛み、目の充血、発熱、全身けん怠感。• 肝臓の重い症状..だるい、食欲不振、吐き気、発熱、発疹、かゆみ、皮膚や白目が黄色くなる、尿が茶褐色。• 間質性肺炎、好酸球性肺炎..から咳、息苦しさ、息切れ、痰、発熱。 【その他】• 発疹(小さな赤いブツブツなど)、じん麻疹(プックリと赤く腫れる)• 軟便、下痢、腹痛、吐き気、味覚異常• いつもと違う「おかしいな」と感じたら早めに受診してください。 まずは安心して、決められたとおりにご使用ください。
次の効能・効果• 胃潰瘍のヘリコバクター・ピロリ感染症• 咽頭炎• 外傷の二次感染• 潰瘍の二次感染• 急性気管支炎• 喉頭炎• 子宮内感染• 骨髄炎• 歯冠周囲炎• 子宮付属器炎• 子宮旁結合織炎• 歯周組織炎• 十二指腸潰瘍のヘリコバクター・ピロリ感染症• 手術創の二次感染• 猩紅熱• 腎盂腎炎• 中耳炎• 特発性血小板減少性紫斑病のヘリコバクター・ピロリ感染症• 乳腺炎• 熱傷の二次感染• 麦粒腫• 糜爛の二次感染• 副睾丸炎• 扁桃炎• 膀胱炎• 慢性膿皮症• リンパ管炎• リンパ節炎• 涙嚢炎• 精巣上体炎• 深在性皮膚感染症• 表在性皮膚感染症• 慢性呼吸器病変の二次感染• 淋菌感染症• 前立腺炎<急性症>• 前立腺炎<慢性症>• 胃MALTリンパ腫のヘリコバクター・ピロリ感染症• 早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃のヘリコバクター・ピロリ感染症• ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎 用法・用量 (主なもの)• 1.ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症:1).成人:アモキシシリン水和物として、1回250mg(力価)を1日3〜4回経口投与する• なお、年齢、症状により適宜増減する• 2.ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎:1).ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎でアモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター併用の場合:アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)及びプロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する• なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる• 但し、1回400mg(力価)1日2回を上限とする• 効果・効能 (添付文書全文) 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、リンパ管炎・リンパ節炎、慢性膿皮症、外傷・熱傷及び手術創等の二次感染、糜爛・潰瘍の二次感染、乳腺炎、骨髄炎、咽頭炎・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎(前立腺炎<急性症>、前立腺炎<慢性症>)、精巣上体炎(副睾丸炎)、淋菌感染症、梅毒、子宮内感染、子宮付属器炎、子宮旁結合織炎、涙嚢炎、麦粒腫、中耳炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎、猩紅熱、胃潰瘍・十二指腸潰瘍・胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎。 <効能・効果に関連する使用上の注意> 1.咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎への使用にあたっては、「抗微生物薬適正使用の手引き」を参照し、抗菌薬投与の必要性を判断した上で、本剤の投与が適切と判断される場合に投与する。 2.進行期胃MALTリンパ腫に対するヘリコバクター・ピロリ除菌治療の有効性は確立していない。 3.特発性血小板減少性紫斑病に対しては、ガイドライン等を参照し、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療が適切と判断される症例にのみ除菌治療を行う。 4.早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃以外には、ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃癌の発症抑制に対する有効性は確立していない。 5.ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる際には、ヘリコバクター・ピロリが陽性であることを確認及び内視鏡検査によりヘリコバクター・ピロリ感染胃炎であることを確認する。 用法・用量 (添付文書全文) 1.ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症: 1).成人:アモキシシリン水和物として、1回250mg(力価)を1日3〜4回経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 2.ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎: 1).ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎でアモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター併用の場合:アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)、クラリスロマイシンとして1回200mg(力価)及びプロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。 なお、クラリスロマイシンは、必要に応じて適宜増量することができる。 但し、1回400mg(力価)1日2回を上限とする。 2).ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎でアモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター併用によるヘリコバクター・ピロリの除菌治療が不成功の場合:アモキシシリン水和物として1回750mg(力価)、メトロニダゾールとして1回250mg及びプロトンポンプインヒビターの3剤を同時に1日2回、7日間経口投与する。 <用法・用量に関連する使用上の注意> 1.本剤の使用にあたっては、耐性菌の発現等を防ぐため、原則として感受性を確認し、疾病の治療上必要な最小限の期間の投与にとどめる。 2.高度腎障害のある患者では、血中濃度が持続するので、腎障害の程度に応じて投与量を減量し、投与の間隔をあけて使用する。 3.本剤をヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる場合、プロトンポンプインヒビターはランソプラゾールとして1回30mg、オメプラゾールとして1回20mg、ラベプラゾールナトリウムとして1回10mg、エソメプラゾールとして1回20mg又はボノプラザンとして1回20mgのいずれか1剤を選択する。 副作用 (添付文書全文) <ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症> 総症例29,373例(カプセル、細粒)中1,888例(6. 主なものは、下痢・軟便595例(2. <ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎> 1.胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるヘリコバクター・ピロリ感染症: 1).アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びランソプラゾール併用の場合:承認時までに行われた試験では430例中217例(50. また、外国で行われた試験では548例中179例(32. 2).アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びオメプラゾール併用の場合:承認時及び市販後臨床試験では513例中273例(53. 3).アモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びラベプラゾールナトリウム併用の場合:承認時までに国内で行われた試験では508例中205例(40. 4).アモキシシリン水和物、メトロニダゾール及びプロトンポンプインヒビター併用の場合:承認時までに国内において臨床試験等の副作用発現頻度が明確となる試験を実施していない(用法・用量追加時:2007年8月)。 2.胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌に対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症:承認時までに国内において臨床試験等の副作用発現頻度が明確となる試験を実施していない(効能・効果追加時:2010年6月)。 3.ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎:承認時までに国内において臨床試験等の副作用発現頻度が明確となる試験を実施していない(効能・効果追加時:2013年2月)。 1.重大な副作用 1).ショック、アナフィラキシー:ショック、アナフィラキシー(呼吸困難、全身潮紅、血管浮腫、蕁麻疹等)(各0. 3).顆粒球減少、血小板減少:顆粒球減少(0. 4).肝障害:黄疸(0. 5).腎障害:急性腎障害等の重篤な腎障害(0. 6).大腸炎:偽膜性大腸炎、出血性大腸炎等の血便を伴う重篤な大腸炎(0. 7).間質性肺炎、好酸球性肺炎:間質性肺炎、好酸球性肺炎(いずれも頻度不明)が現れることがあるので、咳嗽、呼吸困難、発熱等が認められた場合には、速やかに胸部X線、速やかに胸部CT等の検査を実施し、間質性肺炎、好酸球性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。 8).無菌性髄膜炎:項部硬直、発熱、頭痛、悪心・嘔吐あるいは意識混濁等を伴う無菌性髄膜炎(頻度不明)が現れることがあるので、このような症状が現れた場合には投与を中止し、適切な処置を行う。 2.その他の副作用 1).ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症の場合 (1).過敏症(ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症の場合):(0. (2).血液(ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症の場合):(0. (3).消化器(ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症の場合):(0. (4).菌交代症(ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症の場合):(0. (5).ビタミン欠乏症(ヘリコバクター・ピロリ感染を除く感染症の場合):(0. (6).その他:(頻度不明)梅毒患者において、ヤーリッシュ・ヘルクスハイマー反応(発熱、全身倦怠感、頭痛等の発現、病変部増悪)が起こることがある。 2).ヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎の場合:発現頻度は、胃潰瘍・十二指腸潰瘍におけるアモキシシリン水和物、クラリスロマイシン及びプロトンポンプインヒビター(ランソプラゾール、オメプラゾール又はラベプラゾールナトリウム)併用除菌治療の承認までの成績に基づいている。 なお、頻度不明は自発報告に基づいている。 使用上の注意 (添付文書全文) (禁忌) 1.本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。 2.伝染性単核症の患者[発疹の発現頻度を高める恐れがある]。 (原則禁忌) ペニシリン系抗生物質に対し過敏症の既往歴のある患者。 (慎重投与) 1.セフェム系抗生物質に対し、過敏症の既往歴のある患者。 2.本人又は両親、兄弟に気管支喘息、発疹、蕁麻疹等のアレルギー症状を起こしやすい体質を有する患者。 3.高度腎障害のある患者。 4.経口摂取の不良な患者又は非経口栄養の患者、全身状態の悪い患者[ビタミンK欠乏症状が現れることがあるので、観察を十分に行う]。 5.高齢者。 (重要な基本的注意) 1.ショックが現れる恐れがあるので、十分な問診を行う。 2.本剤をヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用いる際には、除菌治療に用いられる他の薬剤の添付文書に記載されている禁忌、慎重投与、重大な副作用等の使用上の注意を必ず確認する。 (相互作用) 併用注意: 1.ワルファリンカリウム[ワルファリンカリウムの作用が増強される恐れがある(腸内細菌によるビタミンKの産生を抑制することがある)]。 2.経口避妊薬[経口避妊薬の効果が減弱する恐れがある(腸内細菌叢を変化させ、経口避妊薬の腸肝循環による再吸収を抑制すると考えられている)]。 3.プロベネシド[本剤の血中濃度を増加させる(本剤の尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させると考えられている)]。 (高齢者への投与) 高齢者には次の点に注意し、用量並びに投与間隔に留意するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与する。 1.高齢者では生理機能が低下していることが多く、副作用が発現しやすい。 2.高齢者ではビタミンK欠乏による出血傾向が現れることがある。 2.授乳婦:授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は、授乳を避けさせる[母乳中へ移行することが報告されている]。 (小児等への投与) ヘリコバクター・ピロリ感染症・ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎を除く感染症の場合:低出生体重児、新生児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。 (適用上の注意) 薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。 (取扱い上の注意) 注意:錠剤は吸湿性のため防湿包装をしている。 服用直前に錠剤を取り出すよう注意のこと。 (注:加湿虐待条件下で錠剤の外観変化がみられる)。 (保管上の注意) 防湿。 処方薬事典は医療・医薬関係者向けのコンテンツです。
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