ウツボエビ 共生。 ウツボ

#7 通いウツボのお姫様1

ウツボエビ 共生

伊勢エビは水の中ではくすんだ色に見え、周りの岩肌と同化したようだ。 この、伊勢エビだらけの壁を見上げるように、砂地にカメラを設置した。 伊勢エビは時折、砂地をゆっくり歩いてカメラに近づくものの、「異物」には興味が無い様子。 見かねた担当飼育員の玉置史人さん(55)がエサのアジを入れると、途端に「壁」がざわざわと動き出した。 さっきまでの静けさは一変。 ウツボとエサを奪い合ったり、カメラの上に乗りかかったり……。 自然の海では、伊勢エビの天敵はタコで、そのタコの天敵はウツボだという。 伊勢エビにとっては強面(こわもて)のウツボは守護神のような存在だ。 名前の由来は「伊勢商人が志摩地方で捕れたエビを京都に運んで商売した」「伊勢でよく捕れる」……など諸説ある。 生息地域は茨城県から九州の太平洋側で、近年は岩手県の三陸沖でも捕獲されたという。 伊勢エビは卵から孵化(ふか)した後の約1年間、フィロソーマ幼生と呼ばれるプランクトンとして海を漂う。 伊勢エビの人工飼育の研究をしている三重県水産研究所によると、一度に数十万個の卵を産むが、成体になるのはわずか1~2匹。 フィロソーマ幼生を稚エビまで育てた後の生存率は向上したが、安定した大量飼育ができるまでには至っていないという。 (竹谷俊之).

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ウツボ

ウツボエビ 共生

ウツボ科に属するものは、世界中の暖かい海におよそ200種が知られているが、本種は本州中部より南から台湾、南シナ海までの北西太平洋に広く分布し、やなどに比べ、日本産のウツボの中ではもっとも普通に見られる。 体は細長く、つよく側扁し、胸びれと腹びれは退化している。 しりびれの縁辺は白いが、背びれの基底がきわめて長く、頭部の後ろからはじまり、尾びれ、しりびれと一緒になっている。 体色は茶色や暗褐色、黒褐色などで、体には小さくて淡い斑紋が散らばっていて、体全体を見ると横縞模様を形成している。 吻は尖った感じで、口は大きく、歯は鋭い。 また、鰓穴は小さくて黒い。 浅い海のサンゴ群落域や岩礁域などに生息し、昼間は岩穴などに潜んでいて獲物を待ち伏せしたりするが、夜になると泳ぎ回って獲物を探したりする。 ウツボは肉食性で、魚類のほか甲殻類や頭足類などを食べるが、特にタコを好むことはよく知られており、自分の体よりも大きいものでも食べてしまう。 元来の性質は荒いが、特に害を与えなければ、人に向かってくるようなことはない。 また、などがウツボの口内などを掃除し、共生することが知られているが、イセエビなども天敵のタコから身を守り、ウツボは獲物にありつけるという共生関係がある。 あまり流通することはないが、地域によっては食用とされる。 白身で、刺身や干物、佃煮などにすると美味しいものとされているが、皮は強くて弾力性があるので、なめし皮に使われることもある。 ほかの魚と共に延縄や各種の網などで漁獲されるが、鋭い歯で網を切ったりするので、水揚げには手間がかかるほか、あばれたりするので、市場では網袋に入れて売られているところもある。 また、釣りにおいては、特にウツボを狙うことはないが、釣りなどに混じって釣れることがある。 このほか、ウツボの和名は、長いからたが矢を入れる「靫」(うつぼ)に似ていることから付けられたなどと言われているが、学名「kidako」は、長崎県の地方名に因っている。

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ウツボ

ウツボエビ 共生

ウツボの天敵は?仲良しの存在とは 魚類や甲殻類、頭足類と肉食大好きのウツボが持っている習性は、岩場や空洞に身を潜めることです。 同じ習性をタコも持っているため、生息域が重なりやすくウツボに狙われやすいことになります。 ウツボの鰓を吸盤でふさいで抵抗する説もありますが、1cmを超える鋭い歯にはかないません。 また、顎の奥には「咽頭顎」と呼ばれる第二の顎があり、飲みこんだ餌を食道へ運ぶ役割を担います。 映画「エイリアン」の口というとピンと来る方も多いのではないでしょうか。 ウツボの天敵は人間? 釣り人やダイバーを負傷させることはあっても、ウツボにとって基本的な天敵は人間といえるでしょう。 ほかを挙げるならば、生息域の岩場や浅瀬に入り込んだ大型の肉食動物というところでしょうか。 ウツボも成長段階、体の小さな時期はあります。 いくら鋭い歯を持っていても、この時期には捕食されます。 スポンサードリンク 仲良しさんとの相利共生 ここまでは強面のイメージ、近づく生き物はいないように思えるウツボですが、仲良しさんがいます。 ゴンズイやホンメソワケベラ、オトヒメエビやアカシマシラヒゲエビなどが挙げられ、ウツボの体についた寄生虫を食べてくれます。 また、かつてはウツボの敵と思われたイセエビも実際にはパートナーの関係にあります。 タコの好物はイセエビ、イセエビを狙って寄って来たタコをウツボが捕食する仕組みです。 このように、お互いに利益となる関係性を「相利共生・そうりきょうせい」といいます。 まとめ 今回は、ウツボの天敵や仲良しについて見てきました。 やはり人間がウツボにとって一番の天敵というところでしょうか。 ただ、油断は禁物です。 あの鋭い歯に噛まれると出血は間違いないですからね。 相利共生にあるイセエビ、かつてはウツボを食べる敵とされていたことも、ちょっとしたエピソードですね。 スポンサードリンク.

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