モンシロチョウ。 モンシロチョウの飼育記録~青虫(アオムシ)さんとの思い出を作ろう~

シロチョウ図鑑

モンシロチョウ

せっかくすぐ近くで見つかる自然です。 少し観察してみましょう。 モンシロチョウはどこでも普通に見られる種類と思う人が多いと思いますが、日本にいるモンシロチョウは crucivora(くるーしぼーら)という東アジアに分布する亜種で、実はヨーロッパやアメリカで見られるモンシロチョウとはちょっと違います。 メスはオスにくらべて前翅の付け根が半分灰色になっています。 慣れてくると、飛んでいても見分けられるようになります。 一日の行動を観察してみよう モンシロチョウのオスの一日はとにかくメスを探すことです。 畑で忙しそうに飛び回っているのはほとんどオスです。 オスは蛹から羽化したメスを探して飛びますので、キャベツなどの葉の周りとかとにかく元気に飛び回ります。 メスが出てくるとこのページの一番上の写真の様に複数のオスが追いかけたりします。 上がオス、下がメス。 そして、その後メスはひたすら卵をあちこちに産みます。 一生懸命卵を産んでいるモンシロチョウのメスですが、そんな時もオスが沢山近づいてきます。 そんな時、交尾を済ませたメスならば、翅を広げ、おしりを上げて「お断り」のポーズをします(下写真)。 そうするとオスはあきらめてまたメスを探しに飛び去ります。 実はこの行動はシロチョウ科の蝶の多くに見られる共通の行動パターンです。 畑に入るときは、その畑の所有者にちゃんと知らせてから入りましょう。 上のように、キャベツの葉に穴が開いていたら、幼虫が見つかる可能性が高いです。 葉を丁寧に探していきましょう。 実は上の右の写真の葉にも幼虫がいます。 見つけられますか?丁度写真の真ん中らへんに左上を向いてとまっています。 葉の裏に、薄く葉をかじった後と、2齢幼虫と思われる幼虫を発見しました。 更に探すと・・・ 大きな幼虫がいました。 後ろに茶色いものがあります。 これは幼虫が脱皮したばかりで、その皮が残っているのです。 脱皮したばかりの幼虫は体が固まっていないので、触らないほうが良いでしょう。 さて、もう少し探してみましょう。 またいました。 今度はりっぱな幼虫です。 持ち帰って、タッパーにティッシュペーパーとキャベツの葉と一緒に入れておきました。 すると次の日、幼虫は少し葉を食べてから、蓋にくっついてじっと動かなくなりました。 これは、前蛹といって蛹になる前の状態です。 死んでいるのではありません。 体の中は成虫になる為の準備で大変です。 触らないでそっとしておきましょう。 よーく観察してみましょう。 既に背中に糸が掛かっているのが見えますか?これは帯糸(たいし)と呼ばれるもので、蛹を支えるベルトの様なものです。 そして、夜に蛹になりました。 蛹になったばかりであれば、中が少し透き通って見えます。 中々無いチャンスですので、虫眼鏡やデジカメで拡大して観察しましょう。 翅の部分を拡大してみて見ましょう。 この翅は実は幼虫の時から既に出来始めていたものです。 この翅にある筋は翅脈(しみゃく)というもので、成虫になった蝶の翅を支える大事な部分です。 また、蛹の時は、中に空気が通って周りの細胞に空気を与えてくれます。

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モンシロチョウの青虫が動かない!原因や対策方法は?

モンシロチョウ

成虫は,全体が白く,はねのふちや前ばねの中に黒っぽいもようがある。 春に見られる成虫よりも,夏に見られる成虫のほうが大きくてもようが黒い。 モンシロチョウとスジグロシロチョウの成虫はよくにている。 モンシロチョウははねに黒いすじがなく,スジグロシロチョウははねに黒いすじがある。 たまごは,うすい黄色で,長さが 1 mm ぐらいの丸いつつのような形をしている。 よう虫は,たまごからかえったばかりのときは黄色く,葉を食べて黄緑(きみどり)色になる。 さなぎは,だいたい 3 cm ぐらいで,さなぎになる場所や季節などによって,緑色になったり,茶色になったりする。 育(そだ)ちやくらし• たまごはキャベツやアブラナなどに産(う)みつけられて,たまごからかえったよう虫はそれらの葉を食べる。 1 れいよう虫は 4 回皮(かわ)をぬいで終(しゅう)れいよう虫になったあと,さなぎになり,成虫になる。 夏の終(お)わりにたまごからかえったよう虫は,秋にさなぎになり,さなぎのすがたで冬をこして,春に成虫になる。 成虫が見られるのは 3 ~ 11 月ごろ。 野原や畑でよく見られ,花のみつをすう。 よう虫は,アオムシコマユバチというハチにたまごを産みつけられていることがあり,この場合,モンシロチョウのよう虫は死(し)んでしまう。

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モンシロチョウ

モンシロチョウ

寄生蜂 アオムシサムライコマユバチ この寄生蜂は、青虫の体内に約80個の卵を産卵します。 卵を産み付けた後、約2週間で寄生している幼虫は青虫の体を食い破り、繭を作って孵化します。 それでは、なぜアオムシサムライコマユバチは青虫の居場所を的確に発見し寄生させることが出来るのでしょうか。 キャベツ等のアブラナ科植物は、青虫からの食害を感知すると揮発性のカイロモンという化学物質を放出します。 このカイロモンを頼りにアオムシサムライコマユバチのメスは青虫の居場所を突き止めることが出来ます。 メス蜂が産卵をする際、寄生制御物質等を卵と共に青虫に注入し、青虫は寄生蜂の卵及び孵化した幼虫が、体内に寄生されていても異物として認識されることはないので、問題なく寄生することが出来ます。 寄生蜂の幼虫は、青虫の体液を吸収し成長し、青虫の体内で一度脱皮をし、寄生後約2週間で80匹が一斉に青虫の体を食い破って外部に出てきます。 この時に最後の脱皮をしながら出てきて青虫の上で繭を形成します。 春の間は、この寄生蜂の個体数が多くない為、モンシロチョウの青虫が無事に育ち、成長してモンシロチョウとなることが出来ますが、夏ごろになると寄生蜂の個体数が一気に増える為、夏場は青虫の約90%近くが寄生されていると言われています。 余談にはなりますが、このアオムシサムライコマユバチの蛹に対する高次寄生蜂も存在しています。 食物連鎖の世界がここにも存在します。 青虫を飼育している側からすれば、このアオムシサムライコマユバチはにっくき天敵ですが、彼らもまた生きる為に必要な行動なのです。 室内の飼育ケースの中で飼っていれば、寄生される可能性は低くなります。

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