ビタミン e 過剰 摂取。 ビタミンEの過剰摂取による副作用

ビタミンEは骨を減らす? 竹田 秀(腎臓・内分泌・代謝内科)|慶應義塾大学病院 KOMPAS

ビタミン e 過剰 摂取

抗酸化作用があるといわれているビタミンです。 一日に摂取したいビタミンEの目安量 一日あたりの目安量は成人男性で6. 5mg、女性だと6. 0mgとなっています。 耐容上限量も設けられてはいますが、通常の食生活でビタミンEを過剰に摂取してしまうことは殆ど考えられません。 ただし、サプリメントなどを用いて過剰摂取した場合、死亡率が高まるといった報告があるようです。 目安量は年齢や性別で変動があるため、それぞれの詳しい数値を確認したい場合は厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015年版)」を参考にするといいでしょう。 参照: ビタミンEが不足するとどうなるの? ビタミンEの欠乏症の主な原因は脂肪の消化、吸収ができなくなる病気によるものなので、健康な人が通常の食生活を送っていれば、ビタミンE欠乏症となってしまうことは殆どありません。 ビタミンEが不足しやすい人 ・脂肪をほとんど摂らない人 ビタミンEが多く含まれる食品が植物油であることや、効率よく吸収するためには多少の脂肪と一緒に摂取する必要があるため、極端な低脂肪食を続けていると不足してしまうことがあります。 ・新生児 特に未熟児 胎盤からはあまりビタミンEが共有されないため、産まれたばかりの赤ちゃんもビタミンE が不足してしまうリスクが高いです。 ただ、母乳や市販のミルクに充分な量のビタミンEが含まれているため、成長するにつれリスクは低下していきます。 ビタミンE欠乏症の症状としては、腕や足の感覚がなくなったり、身体の制御能力や、視力、聴覚、免疫力などが低下してしまう等があります。

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ビタミンEの過剰摂取による病気・過剰症

ビタミン e 過剰 摂取

ビタミンEは抗酸化作用による体内脂質の酸化抑制効果を持ち、動脈硬化や老化防止に有効であると考えられています 1)。 ビタミンEは最も人気のある栄養補助食品(サプリメント)の一つであり、アメリカでは、特に、10%を超える成人が毎日 ビタミンEのサプリメントを摂取しているという報告もあります 2)。 なお、これまで ビタミンEによる過剰症はほとんどみられないとされてきました。 しかしながら、近年、慶応大学などの研究グループ(竹田ら)によって、 ビタミンEの過剰摂取が 骨粗しょう症を引き起こす可能性が報告されました 3)。 骨粗しょう症は骨の密度が低下する症状であり、骨の変形、骨の痛みおよび骨折の原因であると考えられています。 骨は、骨を作る「骨芽細胞」と骨を吸収する(いわゆる、骨を壊す)「 破骨細胞」の働きにより維持されており、骨芽細胞と 破骨細胞の働きのバランスが崩れることにより 骨粗しょう症が引き起こされます 4)。 これまで、ビタミンKやビタミンDが骨の形成または維持に深く関わっていることはよく知られていました 5)が、 ビタミンEの骨形成への影響についてはよく分かっていませんでした。 竹田らは、正常マウスまたは正常ラットに高濃度の ビタミンEを含んだ餌(餌100 g当たり60 mg ビタミンEを含有)を8週間投与した結果、 ビタミンEを投与した群の骨量が減少し、 骨粗しょう症のような現象が認められたことを報告しています 3。 さらに、 ビタミンEによる骨密度の変化には 破骨細胞が関与することも明らかになっています。 破骨細胞は巨大化することによりその機能を発揮しますが、 ビタミンEを投与したマウスでは、 破骨細胞の巨大化が進み、 破骨細胞による骨の吸収が亢進されます 3。 さらに、 ビタミンEは 破骨細胞の巨大化に必要なタンパク質の産生を誘導させることも確認されています 3。 この研究成果は、 ビタミンEを過剰摂取すると 骨粗しょう症を引き起こす可能性があることを示唆するものですが、 ビタミンEサプリメントの服用を直ちに中止する必要はありません。 今回、マウスに投与した ビタミンEの量をヒトの場合に換算しますと、体重60 kgの成人が毎日約1800 mgの ビタミンEを飲むことに相当します。 厚生労働省によると、 ビタミンEの摂取目安量は6. 今回の研究は、摂取目安量の服用は影響がないですが、高齢の女性など 骨粗しょう症のリスクの高い人は、 ビタミンEの過剰摂取には特に注意が必要であることを示唆していると考えられます。 健康に良い効果が期待される栄養補助食品であっても、必要以上の摂取は逆に害になりえます。 何事も「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ということです。 【参考資料・文献】 1 Azzi, A. et al. Nutr. 130, 1649-1652 2000. 2 Radimer, K. et al. Dietary supplement use by US adults: data from the National Health and Nutrition Examination Survey, 1999-2000. Epidemol. 160, 339-349 2004. 3 Fujita, K. et al. Vitamin E decreases bone mass by stimulating osteoclast fusion. Nat. Med. 18, 589-594 2012. 4 Teitelbaum, S. Genetic regulation of osteoclast development and function. Nat. Rev. Genet. 4, 638-649 2003 5 Cockayne, S. et al. Vitamin K and the prevention of fractures: systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. Arch. Intern. Med. 166, 1256-1261 2006 6 厚生労働省「日本人の食事摂取基準」(2010年版) 日本薬学会 環境・衛生部会.

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ビタミンの過剰摂取と副作用|健康知識の宝箱

ビタミン e 過剰 摂取

標準的な摂取量とは? 厚生労働省が定めた1日のビタミンE摂取量は成人男子で9mg、成人女子で8mgです。 ビタミンEは欠乏症になることはないと言われていますが、ビタミンEが不足していると老化が進み、全体の身体機能が低下することとなり、健康維持のためにには積極的に摂ることをお勧めします。 ちなみに、厚生労働省が定めた1日のビタミンE摂取量は最低量の数値で、もし、あなたがを期待するなら少なくとも1日100〜300mgの量が必要となります。 ビタミンEは脂溶性ビタミンで摂りすぎると過剰症になると言われており、その許容量は成人男子で800mg以上、成人女子で600mg(通常のサプリメントや食品での摂取では許容量を超えることはありません)です。 また、高血圧で薬を服用している人は医師に相談することをお勧めします。 サプリメントでビタミンEを摂取する場合。 栄養素を摂取する場合は、食べ物等から摂取するのが理想ですが、好みなどがあり難しい場合もあると思います。 また、最近の食物は栄養素が少なくなっている、という報告もあります。 ですから、積極的に摂取したい方は、サプリメントで補うのも選択肢の一つです。 その場合は、ビタミンEの特徴である抗酸化作用を最大限に引き出し、活用する意味でも、他の抗酸化物質と同時に摂ることをお勧めします。 ビタミンEだけで摂取すると抗酸化作用の全パワーを使いきれません。 それでは、もったいない気がします。 理想は、マルチビタミン&ミネラルなどでビタミンA・C等と同時に摂ることです。 参考までに、を作ってみましたので、ご覧ください。

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