タランドス(タランドゥス)はどんなクワガタなのか? 正式には「タランドスオオツヤクワガタ」もしくは「タランドゥスオオツヤクワガタ」といいます。 ビートルファームでは「タランドス」と表記してますがお店によって異なります。 学名は Mesotopus tarandus。 オオツヤクワガタ属に分類されるクワガタムシです。 近種(同種?)に レギウスオオツヤクワガタ(通称 レギウス)がいます。 アフリカを代表するクワガタムシです。 タランドス(タランドゥス)の産地はどこ? タランドスはアフリカの コンゴに生息しています。 レギウスはカメルーン。 どちらもアフリカ最大クラスのクワガタムシです。 日本に入ってきた当初は野外個体も流通していましたが、現在では国内でブリードされた個体がほとんどです。 タランドス(タランドゥス)の魅力について。 タランドスはアフリカ最大のクワガタというだけあって、大型個体はものすごい迫力があります。 ギネスサイズは下記のとおりです。 タランドス 野外最大・・93. 0mm 飼育最大・・90. 8mm レギウス 野外最大・・93. 0mm 飼育最大・・94. 4mm 参照:BE・KUWA69号 2018年10月時点 ギネスでは90mmを超える個体ですが、80mmを超えていれば超大型です。 70mm以上でも迫力は十分。 オオツヤクワガタという名前のように、体全体に艶(ツヤ)があり「漆を塗ったようだ」とよくいわれます。 光沢があるクワガタは他にもいますが、タランドスは別格ですね。 体つきは太くがっしりとしていて重戦車のようです。 力強いですし「タランドスに挟まれるのが一番痛い」という噂も・・。 また、フセツ(足)の側面に鋭いトゲトゲがありまして、これが持つときにけっこう痛いです。 かなり危ないヤツだといえます。 他にもタランドス特有の面白い特徴がありまして、 威嚇すると頭を上下に動かしながら体全体を震わせます。 携帯のバイブ機能のように「ブーブー」というのですが、実際に見てみると驚きます。 近種のレギウスはタランドスより少し細身で大アゴがあまり曲がらず伸びているのが特徴です。 レギウスのほうが流通量が少ないので同サイズだと価格が高くなるケースが多いです。 とはいえどちらも常時在庫しているお店はまずないと思います。 手に入れたい場合は見つけたらすぐ購入するのがおすすめです。 タランドス(タランドゥス)の価格は10,000円~20,000が相場 タランドスは日本に初めて生き虫が入荷された当初はペアで数十万円もするという非常に高価なクワガタでした。 その後、飼育方法やブリード方法が解明されてくるにつれて流通量も増えました。 現在では 平均サイズ(70mmUP~)のペア価格で10,000円~20,000円くらいが目安です。 もちろん80mm以上の超大型になるとさらなる値がつくことになります。 また他のクワガタと比べるとブリードなど特殊な虫のため、サイズが小さいペアでも値下がりはしにくいでしょう。 タランドス(タランドゥス)成虫の寿命・飼育方法は? タランドスの寿命は 約1年~1年半くらいと丈夫な種類です。 上手く飼えば2年近く生きることもあります。 どのクワガタにもいえることですが、交尾・産卵させると寿命は短くなることが多いです。 飼育方法は特別なことはありませんが、温度管理は必要になります。 冬を越しますが冬眠はしませんので暖かい部屋で飼育してあげましょう。 極端に温度変化に弱い種ではありませんので、人間が快適に過ごせる温度でしたら基本的に問題ありません。 羽化してから2~3ヶ月ほどでエサを食べ始めます。 温度さえ気をつければ飼育は難しくありませんので、初心者の方でも大丈夫です。 タランドス(タランドゥス)の成熟期間、ペアリング(交尾)方法について。 タランドスの成熟期間ですが、まず羽化してからエサを食べ始めるまでに2~3ヶ月ほどかかります。 たくさんエサを食べるようになってからペアリングさせましょう。 目安としては羽化後4~6ヶ月くらいです。 飼育温度や個体差によって変わってきます。 ペアリング(交尾)の方法ですが、一番簡単なのはオス・メスを一緒のケースに数日同居させる方法です。 この際に注意が必要なのがオスによるメス殺し。 タランドスはヒラタクワガタほどメス殺しはしませんが、全く無いわけではありません。 ビートルファームでもペアリング中に何回かメス殺しはありました。 オスの大アゴの形状から縛ることが難しいのでそこは注意が必要です。 メス殺しが心配でしたら ハンドペアリングをおすすめします。 未交尾のオス・メスでしたら割とスムーズに交尾することも多いです。 タランドス(タランドゥス)のブリード・産卵方法は産卵木が鍵! タランドスの産卵方法は当初はやり方が分からなかったため難しかったですが、現在では方法が確立されています。 産卵木に卵を産みつけるいわゆる 「材産みタイプ」なのですが、通常のクヌギ材やコナラ材では産卵しません。 「人工カワラ材」もしくは「人工レイシ材」を使うことで産卵させることができます。 簡単にポイントを説明すると下記のとおりです。 孵化後、幼虫の生存率は高め。 孵化後、幼虫の生存率は低め。 もちろん一概にはいえませんが、概ねこのような感じです。 そのため、人工カワラ材でしたら産卵後そのまま材の中で幼虫を成長させてから割り出せばいいのですが、人工レイシ材ですと割り出すタイミングが重要になるためそこは難しくなります。 タランドスの産卵セット方法はこのような感じです。 オオクワガタなどは複数の材に産卵するため産卵木を2~3本セットするのが一般的ですが、タランドスは1本のみでセットするのが良いです。 その理由はタランドスは一度産卵すると幼虫を守っているのか材から出てきませんので複数セットする必要がないからです。 菌糸の被膜と皮を剥いておきます。 その際、メスが穿孔しやすいようにメスの大きさほどの穴を一ヶ所開けておくといいでしょう。 産卵用のケースは小さめのがおすすめです。 とにかく産卵木とメスを向き合わせることが大事。 あまり余分なスペースがあるとメスが遊んじゃいます。 ポイントとしては産卵木はマットに埋め込まずに置くようにセットします。 マットに潜って寝ちゃうのを防ぐためです。 タランドス幼虫は菌糸ビンでの飼育がベストです。 ただ1点注意することがあります。 それは通常のオオヒラタケやヒラタケの菌糸ビンでは飼育できないということ。 タランドスの幼虫は必ず カワラタケの菌糸ビンで飼育する必要があります。 幼虫期間はオスで 約8~10ヶ月、メスで 約6~8ヶ月が目安です。 意外と短期間で羽化するのが特徴です。 カワラ菌糸ビンのサイズは2令までは800㏄。 3令以降オスは1400㏄、メスは800㏄または1400㏄での飼育がいいでしょう。 逆に小さいサイズで早く羽化させたい場合には、オスでも800㏄に投入して1~2本で飼育すれば早く羽化しやすくなります。 タランドスの幼虫は菌糸ビン投入後、ボトル内を移動し続ける(暴れる)ことがあります。 菌糸のまわりが浅いと暴れやすいです。 まとめ タランドスはアフリカを代表するクワガタムシで、他のクワガタには無いような独特な特徴が多く実にユニークです。 写真では伝わりづらいですが、実物を手に取ればきっとその魅力に感動するでしょう。 成虫・幼虫の飼育は温度さえ気をつければ特別難しくはありません。 ただ産卵に関しては特殊なクワガタといえます。 いきなりの初心者の方というよりは、ある程度クワガタの産卵などに慣れた中級者向けの種類といえます。 寿命も比較的長いので飼育だけ楽しむのもいいと思います。 クワガタ飼育にハマっている方なら一度は飼育したい、そんなクワガタです。 今回は以上です。 それではまた!.
次の本格的にタランドゥスのブリードがしたくなり増援。 80超えるととでかいですね。 到着とともにブンブンバイブしてる即ブリちゃん。 ゼリーもがっついてます 何気に梱包時にデジケースに入っているので助かります。 タランドゥスはメス殺しがほとんどないと聞くので、コバシャ小にてにそのまま同居ペアリング。 この翌日すぐにメイトガードしてました。 ここで6日間同居させててプロゼリーと最初から入ってた黄色いゼリーも入れたまんまにしてたんですが 雄雌ともにプロゼリーはガンガン食うのに黄色は全く無視・・・・ 到着したときは食べてたのに、よっぽどプロゼリーがおいしいのか、嗜好性が段違いです。 結果は卵15個!!結構満足です。 メスはいったん休暇。 カワラプリカ在庫のあったディ・キャッツさんでプリカ30個購入しマットを食ってる個体から投入。 注文しすぐに到着。 Twitterのヴェイルさんのツイートで、初令はカワラプリカに穴をあけてマットor削りカスを入れとくとまかれにくい との呟きを拝見しそれでいくことにしました。 まずは羽化させることと親越え81以上目指して頑張りたいと思います。
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