「枚挙にいとまがない」の意味とは? 「枚挙にいとまがない」の読み方• 「枚挙にいとまがない」の英語 解釈• 「枚挙にいとまがない」の語源• 「枚挙にいとまがない」の言葉の使い方• 「枚挙にいとまがない」を使った例文や短文 解釈• 「枚挙にいとまがない」の類語や類義表現 「枚挙にいとまがない」の意味とは? 「枚挙にいとまがない」の意味は 「数が多過ぎて数えられない」 「数が多すぎてきりがない」ということです。 ものごとを引き合いを出して述べる時に、幾つか例を挙げてみたけれども数が多くていちいち説明しているときりがない状態の時に使います。 日常会話だけではなく会議の場やプレゼンでも使える言葉で、ユーモアのセンスを感じさせて尚且つ的確に状況を伝える言葉です。 「いとまがない」 「いとま」とは、先に紹介しましたが 「遑」 「暇」の両方の漢字が使われます。 但し、 「遑」は常用漢字ではないので、敢えて漢字にする時には 「暇」が使われます。 「いとま」の語源は 「いと」は非常に意味が多く、 「やることのない様子」 「ひま」の他にも 「一時的に休むこと」 「離婚・離縁」 「別れて去ること」などがあります。 よく人の家を訪問して帰り際に 「そろそろおいとまします」というのはここから由来しています。 また、お店の使用人が雇い主に対して休暇を願い出ることを 「いとま乞い」と言うのも同じです。 「ま」は 「間」を意味していて、 「いとま」で 「開いている時間」という意味です。 上記の言葉が組み合わさり 「枚挙にいとまがない」は、 「一つずつ数えることにかかりっきりになり手の空く時間がない」から転じて 「数が多すぎてきりがない」という意味で使われる様になりました。
次の「いとま」の漢字表記はどれが正しい? 「いとま」の漢字表記についてですが、現在は「遑」という字は用いることがないため、「暇」と書くことが一般的です。 どちらの漢字も間違いということはありませんが、通常は「枚挙に暇がない」、またはひらがな表記で「枚挙にいとまがない」とする方が望ましいでしょう。 この「枚挙にいとまがない」という言葉が示す数的対象はあくまで例えであって、実際に数えた数、確定的な数というわけではありません。 数えてみたら量が分かるものに対しては「枚挙にいとまがない」といった使い方はしませんので、こうした点には注意が必要です。 [ad co-1] 枚挙にいとまがないの語源・由来 「枚挙にいとまがない」という言葉の語源や由来についても理解しておきましょう。 もともと「いとま」は「遑」という漢字を書きました。 この文字を使用した言葉は平安時代の頃に存在していたと言われています。 「遑」には「役目を辞する、解く」という意味があり、役職を辞めたりしたり辞めさせたりすることを「遑をこう・遑をあたえる」などと表現していたのです。 枚挙にいとまがないの語源・由来• 「いとま=遑」には、「役職を辞めたりしたり辞めさせたりする」という意味があった• 転じて、「枚挙(いちいち調べる)する役割をやっている余裕がない」という意味になった また、「いとま」の字として使われるもう一つの漢字である「暇」は、もともとは時間的余裕を指す言葉でした。 意味合いの中で時間的な幅を示す「暇」には、することがない状態や空いた時間、自由に使える時間など、色々な意味が含まれています。 元を正せば、「遑」と「暇」は使い方や意味合いに明確な違いがありました。 「遑」の文字が「ひま」の意味を持つようになった頃から、「枚挙に遑がない」は「枚挙に暇がない」と表記されるようになり、現在では主にひらがなで表記されるようになりました。 [ad co-1] 枚挙にいとまがないの類語 「枚挙にいとまがない」に似た様な意味を持つ類語としては、「十指に余る」、「掃いて捨てる」、「数多・許多(あまた)」などがあげられます。
次の「枚挙にいとまがない」という言葉を聞いたことがありますか? あまり家族や友人との会話で使うような言葉ではありませんね。 ビジネスシーンで見聞きしたり、テレビのアナウンサーが使っているのを聞いたり、文章で読んだりすることはあると思います。 ちょっと難しい言葉と言いますか、知らなくても聞いてすぐに意味が推察できるような簡単な言葉ではないですよね。 「枚挙にいとまがない」ってどういう意味なのでしょうか。 これまで分かったつもりでいた人も、枚挙とは?いとまがないとは?と改めて考えてみると説明しづらいのではないでしょうか。 改めて「枚挙にいとまがない」の意味や語源についても調べてみたいと思います。 今回は、「枚挙にいとまがない」の意味と使い方!語源は?【例文付き】についてご説明いたします! 目次• 「枚挙にいとまがない」の意味 「枚挙にいとまがない」とは、「数が多すぎてきりがない」という意味です。 「まいきょにいとまがない」と読みます。 いとまを漢字にして 「枚挙に暇がない」「枚挙に遑がない」と書かれることもあります。 何かが数え切れないほどある、一つ一つ数える暇がないほどだ、というような意味を表す慣用句です。 「枚挙にいとまがない」の使い方 「枚挙にいとまがない」は、何かが数え切れないほどあるというときに使います。 数え切れないほどある、数えている暇がないとなると、なんとなく多すぎてうんざりするというイメージがあるかもしれません。 ですが、この 「枚挙にいとまがない」はいい意味でも悪い意味でも使える言葉です。 よいことや嬉しいことがたくさんある場合にも、悪いことがたくさんある場合にも使えます。 【例文】• あのシリーズの製品の優れた点は枚挙にいとまがない。 彼女に憧れる男の数は枚挙にいとまがないほどだ。 彼の優秀な点は枚挙にいとまがない。 同様の失敗例は枚挙にいとまがない。 現代日本が抱える問題は枚挙にいとまがない。 高齢者の起こした交通事故の例は枚挙にいとまがない。 同じようなよう用例は枚挙にいとまがない。 例をあげれば枚挙にいとまがない。 最初の三つはいい意味、次の三つは悪い意味と言えるでしょう。 最後の二つは特に良い悪いには関係なく、単に「たくさんある」という意味で使っています。 「枚挙にいとまがない」の語源は? さて、「枚挙にいとまがない」の意味や使い方をご説明しましたが、そもそも「枚挙にいとまがない」とはどういう語源の言葉なのでしょうか。 「枚挙」とは「一つ一つ数え上げること」という意味です。 「枚」が「一つ一つ数える」という意味の漢字で、「挙」は「挙げる」という字ですね。 「いとまがない」は、音だけを聞くと「いと、間がない」?「糸間がない?」などと思ってしまうかもしれません。 「いとまがない」は漢字で書くと 「遑がない」「暇がない」となります。 「遑」は難しい漢字なのでわかりにくいかと思いますが、「暇」と同じ意味です。 「遑」のほうは常用漢字ではないのであまり使われることはありません。 この 「いとま」は「ひま。 時間の余裕」といった意味の言葉です。 他にも辞職や別れなどの意味もあります。 万葉集や源氏物語にも出てくるような古語ですが、現代でも「休むいとまもない」「おいとまいたします」などと使いますよね。 この 「枚挙」と「いとま」の意味からわかるように、「枚挙にいとまがない」とは、「一つ一つ数え上げるひまがない」=「数え切れないほどたくさんある」ということになるのです。 「枚挙にいとまがない」の類語• 数え切れない• 数えるときりがない• たくさんありすぎる• 星の数ほど といったところでしょうか。 文脈に合わせて「数え切れないほど多い」「あまりにも多くていちいち数えていられない」など、いろいろと言い換えもできますね。 まとめ 「枚挙にいとまがない」という言葉は、「枚挙する暇もないほどたくさんある」ということでした。 今まで「枚挙」や「いとま」がなんなのかわからないまま使っていた人も多そうです。 意味を正しく知ると、自信を持って使えますよね。 ぜひ参考になさってくださいね。 最後までお読みくださりありがとうございました!.
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