ゲノム 編集 遺伝子 組み換え 違い。 ゲノム編集食品と遺伝子組み換え食品の違いは?メリットや危険性を調査

遺伝子組み換えとどこが違う? 食卓を魅力的に変える「ゲノム編集」(堀川 晃菜)

ゲノム 編集 遺伝子 組み換え 違い

ゲノム編集技術とは 「ゲノム」という言葉は、聞きなれないという人が多いのではないでしょうか。 ゲノムとは、生物の遺伝情報の全般をひっくるめて指す言葉です。 私たち人間にはヒトゲノムが存在しますし、動物や植物など全ての生物には必ずゲノムが存在しています。 ゲノム編集技術とはこの ゲノムの特定の箇所を切断し、生物の特徴を変化させる技術のことです。 これだけ聞くとかなり人工的な技術という印象を受けるかもしれませんが、ゲノムの切断は自然界でもごく普通に起こる現象でもあります。 自然の放射線を浴びたり、紫外線を受けたりなど、様々な刺激によってゲノムは自然に切れるものなのです。 たいていの場合はその欠損を修復して元通りになろうとしますが、ごく稀に修復ミスが起こることがあります。 この時にゲノムの内容が変わり、その生物の特徴が変化します。 特にその変化が顕著な場合は「突然変異」と呼ばれることもあります。 この変化を人為的に起こすのがゲノム編集技術であり、 食品の生産性アップや品種改良の効率化など、様々なメリットが期待されています。 品種改良の効率化 ふたつ目に品種改良の効率化が挙げられます。 ゲノム編集技術により、品種改良にかかる時間と労力が大幅に削減されると言われています。 これまでの品種改良は、異なる品種を掛け合わせる方法が一般的でした。 しかし、狙い通りの特徴を持った個体が発現する可能性は低く、膨大な量の実験と時間が必要とされていました。 しかし、ゲノム編集技術であればゲノムの特定の箇所を切断できるので、 狙い通りの特徴を持つ個体が発生する可能性が飛躍的にアップします。 これにより、今まで数十年かかっていた品種改良が数年で行えるという見立てもあります。 生産者としては、より育てやすい品種を選択できるようになったり、ブランド銘柄の開発が加速したりと様々なメリットが受けられるようになるでしょう。 ゲノム編集食品の安全性と遺伝子組み換え食品との違い 食品の安全性や情報の透明化が求められる昨今、ゲノム編集食品も例外ではありません。 食品の安全基準を定める厚生労働省では、ゲノム編集食品について「安全性審査の義務はない」としています。 しかし一方で、ゲノム編集食品に似ている「遺伝子組み換え食品」は対象の企業に対して安全性審査が義務付けられています。 この両者の違いは一体どうしてなのでしょう。 遺伝子情報を操作するという点では両者に違いはありません。 しかし 遺伝子情報の一部を「切断」するゲノム編集技術に対して、 新たに別の遺伝情報を「組み込む」のが遺伝子組み換え技術です。 言い換えると、自然界でも起こりえる変化がゲノム編集で、自然界では起こりえないのが遺伝子組み換えということです。 そのためゲノム編集で起こる変化は、 自然界で起こるものや従来の品種改良と同等の範囲内であり特段の危険はないとして、安全性審査は不要とされているのです。 また、食品表示基準を定める消費者庁も同様の理由で、表示の義務はないとしています。 affrc. maff. nhk. mhlw. caa. pdf.

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「育種」と「遺伝子組換え」と「ゲノム編集」違いって? 品種改良のための技術たち

ゲノム 編集 遺伝子 組み換え 違い

ゲノム編集技術とは 「ゲノム」という言葉は、聞きなれないという人が多いのではないでしょうか。 ゲノムとは、生物の遺伝情報の全般をひっくるめて指す言葉です。 私たち人間にはヒトゲノムが存在しますし、動物や植物など全ての生物には必ずゲノムが存在しています。 ゲノム編集技術とはこの ゲノムの特定の箇所を切断し、生物の特徴を変化させる技術のことです。 これだけ聞くとかなり人工的な技術という印象を受けるかもしれませんが、ゲノムの切断は自然界でもごく普通に起こる現象でもあります。 自然の放射線を浴びたり、紫外線を受けたりなど、様々な刺激によってゲノムは自然に切れるものなのです。 たいていの場合はその欠損を修復して元通りになろうとしますが、ごく稀に修復ミスが起こることがあります。 この時にゲノムの内容が変わり、その生物の特徴が変化します。 特にその変化が顕著な場合は「突然変異」と呼ばれることもあります。 この変化を人為的に起こすのがゲノム編集技術であり、 食品の生産性アップや品種改良の効率化など、様々なメリットが期待されています。 品種改良の効率化 ふたつ目に品種改良の効率化が挙げられます。 ゲノム編集技術により、品種改良にかかる時間と労力が大幅に削減されると言われています。 これまでの品種改良は、異なる品種を掛け合わせる方法が一般的でした。 しかし、狙い通りの特徴を持った個体が発現する可能性は低く、膨大な量の実験と時間が必要とされていました。 しかし、ゲノム編集技術であればゲノムの特定の箇所を切断できるので、 狙い通りの特徴を持つ個体が発生する可能性が飛躍的にアップします。 これにより、今まで数十年かかっていた品種改良が数年で行えるという見立てもあります。 生産者としては、より育てやすい品種を選択できるようになったり、ブランド銘柄の開発が加速したりと様々なメリットが受けられるようになるでしょう。 ゲノム編集食品の安全性と遺伝子組み換え食品との違い 食品の安全性や情報の透明化が求められる昨今、ゲノム編集食品も例外ではありません。 食品の安全基準を定める厚生労働省では、ゲノム編集食品について「安全性審査の義務はない」としています。 しかし一方で、ゲノム編集食品に似ている「遺伝子組み換え食品」は対象の企業に対して安全性審査が義務付けられています。 この両者の違いは一体どうしてなのでしょう。 遺伝子情報を操作するという点では両者に違いはありません。 しかし 遺伝子情報の一部を「切断」するゲノム編集技術に対して、 新たに別の遺伝情報を「組み込む」のが遺伝子組み換え技術です。 言い換えると、自然界でも起こりえる変化がゲノム編集で、自然界では起こりえないのが遺伝子組み換えということです。 そのためゲノム編集で起こる変化は、 自然界で起こるものや従来の品種改良と同等の範囲内であり特段の危険はないとして、安全性審査は不要とされているのです。 また、食品表示基準を定める消費者庁も同様の理由で、表示の義務はないとしています。 affrc. maff. nhk. mhlw. caa. pdf.

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生命の神秘 !「遺伝子」「DNA」「ゲノム」の違い

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ゲノム編集とは? ゲノム編集とは、 特殊な酵素をDNAに投入することでDNAの特定の部分を切断し、ゲノム =遺伝情報 を編集する技術です。 これによって、作物や畜産物などの生産に都合の悪い性質を抑制したり 排除したりすることができます。 そのように聞くと、 遺伝子組み換え技術との違いが気になる方も多いのではないでしょうか。 遺伝子組み換え技術は すでにある遺伝子に対して新たな遺伝子を加えることで、 例えば, 作物に病気や害虫への耐性をつけたりする技術です。 簡単に生産量を増やしたりできますが、本来起き得ない変化を無理やり起こすことで、 アレルギーの原因になったり生態系へ影響を及ぼしたりすることなどが懸念されます。 ゲノム編集技術は一般的にその逆で、 すでにある遺伝子を切断して機能しなくなるようにして耐性をつける技術です。 両者は遺伝子を操作しているという意味では同じなのですが、 遺伝子組み換えのような現象が自然には起きない一方で、 ゲノム編集が引き起こすような遺伝子の切断は自然界でも日常的に起きる現象なのです。 さらに、 実はこれまで当たり前に行われてきた品種改良でも同じようなことが行われています。 例えばゴールド二十世紀という梨は、 二十世紀梨に放射線を照射して遺伝子を破壊することで生まれた品種です。。 つまり、突然変異を人の手で引き起こすことで、 黒斑病という病気に強い二十世紀梨として生み出されたのがゴールド二十世紀なのです。 このように自然な現象であること、 さらには実質同じ技術がすでに活用され私たちの生活に根付いていることから、 遺伝子組み換えにくらべてゲノム編集の方が安全であるとされているのです。 どんな例がある? ・マダイ マスメディアなどで「マッスルマダイ」という通称で呼ばれるゲノム編集マダイがあります。 これは筋肉の発達のブレーキの役割となる、ミオスタチン遺伝子を切断したものです。 これにより、通常よりも肉厚で食べられる量の多いマダイとなるのです。 ・トマト 高血圧の予防などに効果のあるGABAの含有量が通常より多いトマトも存在します。 GABAを合成する酵素には普段の活動を抑えるためのフタがあり、 植物がストレスを受けることでそれが外れてGABAが合成されます。 ゲノム編集トマトはこのフタを取り除きGABAの合成量を増やすものです。 ・大豆 大豆については、オレイン酸の含有量を増やしたり、 トランス脂肪酸を減らしたりするためにゲノム編集が使われることがあります。 ちなみに、 アメリカではすでにゲノム編集された大豆を使った大豆油が 一般の消費者も購入できる形で流通しています。 本当に問題はないの? はっきり言ってしまえば、現時点では問題がないかを判断することはできません。 現在一部で懸念されているのは、 「オフターゲット効果」という問題です。 これは簡単に言えば、切るつもりのない部分を切ってしまうことによって遺伝子が 予期しない悪影響を受けることです。 これに関しては、上に書いたようにDNAの切断は普段から起きていて、 大抵の場合それは自然に修復されているため大きな問題ではない、 というような反論があります。 また、正確に目標を切断できているかを確認する技術や、 確実に目標の部分を切断する技術の向上なども進められているということです。 また、ゲノム編集技術の人間への適用という問題もあります。 昨年、真偽は不明なものの、 中国でゲノム編集によってエイズへの耐性を持った双子を生み出したとする 発表がありました。 こういった人体実験とも言えるような研究ついては、 人の命に操作を加えることについての倫理的な問題があります。 つまり、ゲノム編集技術には、安全性を確保するための技術的な課題のみならず、 安全だとしてもどのように使うのかという点についての課題もあるということです。 私たちの生活を豊かにしてくれるかもしれないゲノム編集技術。 頭ごなしに拒絶することも安全性を妄信することもなく、 冷静にその是非を見極めていきたいですね。

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