いっせーのせで踏み込むゴーライン。 シルエット/KANA

シルエット/KANA

いっせーのせで踏み込むゴーライン

投稿順 再生順 ユーザ コメント NG共有 コメント日時 1 00. 28 fn5CZA4eeEVFcuUgf2l5p1H-tHw ?! 20 WxFN-nPcniIw5sZZjkdA7-f92d4 このバージョンは初めて見た! 52 6JSX7z9kVcD6uFsubdnSHNayppM 煌めく汗がこーぼれるのさ! 10 etVxjKvLS3p7JDrsIyXdLlhSFLs 卑劣さまー! 22 kNZNogfW9v6XuyiZdDT-6qtI-dA! 46 yqQ5D4liP1IVIki543MZLmXHQGw 良い作画。。 17 LGOa4rECJnpE3FeZ1XWGMtWElOw イザナミだ... 17 LGOa4rECJnpE3FeZ1XWGMtWElOw イザナミだ... 17 LGOa4rECJnpE3FeZ1XWGMtWElOw イザナミだ... 17 LGOa4rECJnpE3FeZ1XWGMtWElOw イザナミだ. 17 LGOa4rECJnpE3FeZ1XWGMtWElOw イザナミだ... 15 LGOa4rECJnpE3FeZ1XWGMtWElOw 守りつづけよう! 50 N2c3A-lxHv2dGYZb9UiDVHbM6U0 どういうことだってばよ! 17 U1PZvS94ZCJnHK4yjV8UMALjp7o イザナミだ... 32 U1PZvS94ZCJnHK4yjV8UMALjp7o イザナミだ.... 48 U1PZvS94ZCJnHK4yjV8UMALjp7o くっまだか! 何がいくないんだ! 01 U1PZvS94ZCJnHK4yjV8UMALjp7o! 02 U1PZvS94ZCJnHK4yjV8UMALjp7o 卑劣様... 09 4we2lbVZu1kAczMWmso9obm3I8E ???「まるでデジャブだねぇ。 45 57sBwP8YzotalbKBAUqMRkvWmOw うま! 00 M2DWq--JxGyYANTk7FBxtv1qgNE この歌めっちゃ好き! 30 Bx4ih5I4Ey0KaoGuI9NJBae8QSU うまい! 01 Bx4ih5I4Ey0KaoGuI9NJBae8QSU どうゆうことだってばよ! 46 aIDFLYFegdvsrbvJ45Z0shC01Cw イザナミスゲェつてばよ! 01 3HbJFwbcOMbZUVypni2awFiOzj4 歌詞よろしく! 14 -f3o4vauVFogqlak9zjNRHwvfhE 笑えるさ! 10 FoQJ1fR-26Q2ejL3JJeSDokCgdE 感動! 18 fdtXGfYk8-IZvphraRFHgUHOEdk 繋ぎうまっ! 44 fdtXGfYk8-IZvphraRFHgUHOEdk オビト好きだわ! 39 fdtXGfYk8-IZvphraRFHgUHOEdk 解術できないだとっ!

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KANA

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シルエット's jacket. Trivia• シルエット is KANA-BOON's fifth single. It was later included on their second album, TIME. シルエット was used as the 16th opening theme of the NARUTO Shippuuden NARUTO -ナルト- 疾風伝 anime series. シルエット was added to jubeat prop on September 1st, 2015. シルエット was removed from on July 9th, 2018. 00 to 9. jubeat to clan difficulty rated from 1 to 10. Ratings and notecounts obtained from. 70 3. 80 5. 15 6. 55 1. 50 3. 20 4. 80 7. 25 1. 70 3. 20 4. 20 5. 55 5. 65 1. 80 3.

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シルエット

いっせーのせで踏み込むゴーライン

オリンピックのサッカー競技は開会式の前にはじまる。 試合数が多く、試合の間隔を中2日は確保するための苦肉の策だ。 選手団のなかでもいち早く出発した日本代表チームは、合宿地のドイツ・ニュルンベルクを経由してギリシアに入った。 そして迎えた予選リーグは、強豪ひしめく過酷なものだった。 パラグアイ、イタリア、ガーナ、そして日本。 欧州オリンピックのサッカーが強化対象ではないとはいえ、パルマのジラルディーノ率いるイタリアが強豪であることに変わりはない。 そして金メダル候補だったブラジルを南米予選で破ったパラグアイ。 7月のコパアメリカ(南米選手権)でも、パラグアイはオリンピック代表選手を大量に入れたチームを送り、その強化を進めてきた。 そこにあるのは、ビックタイトルをかけた試合にのぞむ経験の差。 しかしこのU-23代表ならばと、期待させるだけの実績が日本代表に選ばれた彼等にはあった。 あのとき、日本中を熱狂させた高校サッカーから巣立った彼等ならば、と。 予選リーグの緒戦は、ギリシャ北部にあるギリシャ第2の都市・テッサロニキで行われた。 日本・パラグアイ戦は1-1の引き分け。 一方、イタリアもガーナに予想外のドローという結果に終った。 3日後に行われる2戦目は日本とイタリアの対戦。 これが予選リーグ突破を占う、互いに負けられない戦いになることは明らかだった。 その夜も、オリンピック村の会議スペースに集まった選手たちの間で議論が交わされていた。 「・・・とにかく、中盤での戦術を徹底してボールを前線に渡すことに尽きるんじゃないか?」 「それだよ問題は!そもそもパワーだけで対抗する必要はないんだ。 一対一になっても回りに人がいれば。 でもそれができてない。 」 「パラグアイでも、ヒメネスのミスキックにカルドソが走りこんで決められたようにな。 」 それが先日のパラグアイ戦での唯一の失点だ。 その後同点に追いつき黒星は免れたものの、日本は再三のシュートチャンスを生かすことができなかった。 些細なミスによってファウルをとられ相手にFKを与えてまうなど、自らピンチを呼び込んでしまった側面もある。 それぞれが何かを考え込むような沈黙が場に流れたとき、神谷が口を挟んだ。 「全体的に、ボールを待ち過ぎてるんだと思います。 」 チームの中で田仲を除けば年少の神谷は、年長の選手達に常に丁寧な対応をとっていた。 今回初めてチームを組んだ選手たちにとって神谷のこういう律儀さは意外だったようだ。 勿論、好意的な意味合いで、だ。 「ボールを持たなくても、それぞれが常に攻撃のイメージを描き続けているから、ああいう連携ができるんです。 」 「そうだな。 」と生真面目な顔をして岩上が言う。 「あのゴールは互いが近いイメージを持って動いていたからこそだ。 」 「ああいうの打たれちゃあ、そうそう止めらんねえよ。 」 草薙だった。 珍しく弱気とも見えるその発言に、神谷が草薙に視線を流す。 その意味を正しく受け取った草薙は、持ち前の自信に溢れた笑みを口の端に浮かべて言い放った。 「もちろん、次はないさ。 」 それが決意ではなく事実であることは、既にチーム全員の了解事項だった。 その日、ミーティングを終えた神谷は、岩上と水木とともにメイン・ダイニング内の喫茶スペースにいた。 オリンピック期間中、プロ選手は競技団体が準備したホテルに泊まることが多いが、今回は全日程を通じ選手村での滞在となった。 先般からテロへの警戒が高まっており、選手村の警備の手厚さを考慮したこともその大きな理由だ。 オリンピック村の分村になるこの場所には、アテネほどではないにしろ生活・娯楽・トレーニングのための各種設備が用意されていた。 数百人が収容可能な広大なメイン・ダイニングもそのひとつで、各国の多様な食文化に合わせたメニューを24時間提供している。 様々な国の公式ウェアに身を包んだ選手達は年齢も人種も雑多で、それはやはりオリンピックならではの光景だ。 「それにしても」 ゴクリ・・・ふ〜 「・・・こんなところでお茶が飲めるとは思わなかった。 」 そこで今彼らが手にしているのは、ギリシャという土地柄に似つかわしくない「湯呑み」だ。 ここのお茶がなかなかに質の良い茶葉を仕入れているらしく、日本人選手たちの間で静かなブームとなっていた。 「やっぱり慣れた味ってのは落ち着きますね。 」 ずず・・・・・・はあ〜・・・ ・・・ずずずっ・・・ごくり。 「なんか漬物欲しくなってきた。 」 「たしか日本から梅干持ってきてるはずだぞ。 」 「今度もらってきましょうか。 」 ず・・・ずずっ・・・ ・・・はあ〜・・・ ・・・ふ〜・・・ 「・・・しかし選手村ってのは、意外に、質素だよな。 」 湯呑を覗き込みながら、ポツリとつぶやくのは水木だ。 「まあ、部屋の狭さは予想外でしたねえ。 」 苦笑する神谷だが、本人は言うほどには困っている様子はない。 選手村は基本的に無料なのだから欲を言ってはバチがあたるというものだ。 「草薙なんかは苦労してんじゃないか?」 水木は常々気になっていることを聞いてみた。 備え付けのベットはとても190cmの人間がゆっくり休めるような代物ではない。 すると今度こそ本当に困ったような表情を神谷が浮かべた。 「いや、文句はね、言わないんですよ。 でもこう、不機嫌なのが空気で伝わってくるというか。 」 それを聞いて岩上が声を上げて笑う。 爆笑だ。 一方の水木は心底嫌そうな顔をしている。 まだ笑いの余韻を漂わせながら岩上がフォローを入れた。 「まあ、奴もあれで宿舎生活が長かったから慣れてるさ。 」 「そうなんですか?」 「・・・おまえファームすっ飛ばしたからなあ。 」 「神谷はどこに住んでたんだ?」 「言葉の勉強もあってしばらくはホームステイしてましたけど。 」 「へえ。 」 「俺も留学したばっかりの頃、世話になったな。 」 「ホームステイねえ。 どんな感じだ?」 高校入学と同時に寮に入った岩上は早くから親元を離れて暮らしていた。 寮には親代わりの管理人夫婦がいたものの、他人の家庭に入ってともに暮らすという経験はない。 「よかったですよ。 言葉の勉強にも生活に慣れるのにも。 」 「ふうん。 どんな家だったんだ?」 「俺が世話になったのは、リタイアした学校の先生の家でしたね。 」 「じゃあ家庭教師と一緒に暮らすようなもんか。 」 まさしくそうでしたよ、と神谷が笑う。 「しかもすごいスパルタで。 食事だって何だってイタリア語で伝えない限り何もしてくれないんです。 」 「そりゃあ勉強になったろうな。 」 「ええ、効果テキメンです。 」 「効果はあるだろうが、キツそうだ。 」 「でも良かったですよ。 とにかくチームに合流するためには早く言葉を覚えなきゃいけませんでしたし。 」 神谷は穏やかな視線を手元に落とした。 「部屋じゅう手を引かれて、モノを指してはこれは何、あれは何って。 俺が正しく言えるまで何度もくりかえすんです。 どうしたいのか何が欲しいのか伝えなきゃどうにもならないから、手振り身振りとカタコトの言葉を駆使して毎日必死でした。 」 そして当時のことを思い出すようにその口元に薄い微笑みが浮かぶ。 「だから伝わった時には本当に嬉しくて。 何か些細な会話が成り立つだけのことが楽しくて仕方なかった。 」 「ああ、それ、すごく分かる。 」 「でしょう?」 共感する水木に神谷が嬉しそうにっこりと笑って返す。 「・・・ほんとうに、いろいろ教えてもらいましたよ。 言葉だけじゃなくて。 」 岩上がいかにも微笑ましいとでも言いたげな表情を浮かべて言った。 「いい経験したな。 」 「はい。 」 返ってきたのは、てらいのないまっすぐな視線と言葉。 今まで見たことないようなそれは無防備な。 『お前はいい奴だよ。 ・・・それがきっと、あいつの救いになる。 』 不意に、先日の草薙と岩上の会話が水木の頭をよぎる。 あのベネズエラ戦の後、日本を発つ前夜のことだ。 あれはどういう意味だったのか。 目の前の神谷には、陰を感じさせるようなものは何もない。 それどころか。 誰もが羨む才能に恵まれ、チャンスにも恵まれ。 フィールド上の神谷は、その動きひとつで試合の流れを左右する、まさしくファンタジスタというに相応しい存在感を放っていて。 世界中のアスリート達が集まるこのオリンピック村にいてさえこの存在は特別だった。 今もこうしている自分達のなかに神谷の姿を見つけては、驚いたような顔をして振り返る人々がちらほらといる。 もちろん、生まれ持った才能だけで通用するような甘い世界ではない。 そのために神谷が努力を惜しまなかったのは分かっている。 けれども確かに何ひとつ思うままにいかないことなど無いようにさえ見えるのに。 『・・・抱えるものの重さに負けてただ沈んでいくだけの人間なら、神谷はここにはいなかった。 』 どこか哀しげに響いた草薙の言葉。 今、穏やかに笑っている神谷の澄んだ眼差し。 きっと、今は分からなくてもいいことなのだろう。 そして分かる時がくるかどうか、それもまた誰にも分からないことだ。 ただ、自分が自分であり、神谷が神谷でいれば、それで十分なんだろうと水木は思った。 苦しみも喜びも、全てを捧げて悔いのない同じ場所を知っている。 あのフィールド上の90分間にこそ、自分たちの存在意義はあるだから。 水木はだいぶ温くなったお茶に口をつけて飲み下すと、ほのかな熱を残す湯呑を両手で包み込んだ。 そして、イタリア戦当日。 ロッカールームの中では監督と選手たちの最後のミーティングが行われた。 最後に監督は選手たちに次のような言葉をかけた。 「・・・さて、この予選リーグの勝敗予想を知ってるかい?」 これまでの厳しい表情を和らげて選手達に問いかける。 「国によって人によって、そして飲んでる酒によっても違うが、共通しているのは『分からない』ということだ。 」 選手たちの間から軽い笑いが起こる。 「ここで私がいろいろ伝えることはできるが、フィールドの上でプレーするのは君たちだ。 今からどんな状況にも対応できるよう心の準備をしよう。 相手を恐れず、かしこくプレーすることだ。 いつものとおりに。 」 監督が選手たちを見渡す。 どの顔にも自信と気力がみなぎっていた。 「君たちの力を見せ付けてやろうじゃないか。 ・・・世界を、驚かせてやろう。 」 誰もが同じ思いだった。 この試合は、絶対に、負けられない。 ロッカールームを出て通路を進めば、そこはイタリア代表たちもちらほらと顔を揃えていた。 互いに無言のまま通り過ぎようとする人垣の後ろから、一人の人物が神谷に歩み寄ってきた。 「Ciao! Kamiya」 控えめながら明るく声をかけてきたのはジラルディーノだ。 気安い様子で神谷と握手を交わす。 「Come sta?」(調子はどう?) 「Molto eccellente. Lei sembra buono, Dila? 」(上々だね。 ジラ、お前も好調みたいだな。 ) 「Haha! Chi non sa? 」(当たり前さ) 肩を並べてたわいない会話を交わしながら二人が歩く。 スタジアムの中での取材を許されているカメラマンが彼らに駆け寄り、その様子を熱心に収めていた。 おそらくは日本とイタリア双方のメディアに大きく取り上げられる映像となるのだろう。 途中、何人かのイタリア人選手たちがすれ違い様に神谷の肩を叩いていった。 皆セリエAでともに戦った選手たちだ。 草薙もまた選手達と親しげに言葉を交わしている。 この二人がイタリアの第一線で活躍する選手なのだと実感させられる光景だった。 やがてスタジアムに上がる階段の下に辿り着き、イタリアが誇る若きカルチャトーレは穏やかな面に挑発的な笑みを浮かべて言ったのだ。 「Noi mostreremo il gioco piu alto al mondo. 」(観客に最高の試合を見せてやろうぜ。 ) 「Io sto guardando in avanti a lui. 」(望むところさ。 ) 神谷もまた力強く晴れやかに笑い、二人は手を打ち合わせるような戦友同士の握手を交わした。 列の先頭に並ぶために先を行くジラルディーノの後ろ姿を見送りながら、神谷に話かけてきたのは田仲だった。 「・・・神谷さん、イタリア語うまいんですねぇ。 」 相変わらず暢気な後輩に呆れたように神谷が返す。 「バカお前、んなこと言ってる暇あったら、スペイン語覚えとけよ。 」 「ちゃんと勉強してますよー。 」 そう返してきた後輩の頭を(普段に比べれば)軽く小突いて、神谷は無言のまま列に並んだ。 それなりにいい音がした頭を抱えて、田仲は「もー乱暴なんだよなー」とぶつぶつ言いながら懲りる様子もない。 そんな師弟二人のスキンシップにもすっかり慣れたチームメイトたちもそれぞれの配置についた。 誰もが言葉数少なく階段を一段一段上っていく。 光と歓声に包まれるあの場所に向かって。 両国代表がピッチに姿を見せると満員のスタジアムは興奮の渦に包まれた。 予選リーグとしては破格なことに、チケットは早々に売り切れプレミアがつくほどの人気を集めていた。 『さあ、待ちに待った日本・イタリア戦!! 互いに緒戦を引き分けた両チーム。 この試合が予選の行方を大きく左右することは間違いありません。 決勝トーナメント進出をかけて、強豪イタリアに挑む日本代表の若獅子たちが、どんなたたかいを見せてくれるのか?! 数々の奇跡を生み出してきたゴールデン・エイジの新たな歴史が、ここギリシアの港町ヴォロスで、今まさに始まろうとしています! この試合の模様はギリシアから生中継でお送りします。 』 ギリシアの現地時間で夜20時に始まるこの試合は、衛星中継で日本でも放映されていた。 時差は6時間。 日本では深夜の2時になる。 巨大なスクリーンが設けられた特設スタジアムで、深夜の繁華街で、自宅の居間で。 月曜日の深夜帯にもかかわらず、新しい伝説の生まれる瞬間に立ち会おうと、多くの人々がテレビ画面を見つめていた。 人々の期待をのせて、いよいよ、キックオフの笛が鳴る。 開始早々に攻めあがるイタリア。 岩上の体を張った守備と草薙の好セーブによって辛くも失点は免れたものの、際どいシーンだった。 しかし日本代表は冷静さを失ってはいなかった。 加納のパスカットからカウンターを仕掛け、田仲のシュートに結びつけた日本代表。 序盤から気の抜けない一進一退の攻防となった。 右サイドの阿倍野が前線に強い縦パスを送る。 今中がボールに合わせて上がるが、イタリアDFの執拗なマークに邪魔をされ、ボールはエンドラインを割った。 GKアメリアからモレッティにボールが渡り、そのまま中央を駆け上がる。 宮松が抑えに入るが、左サイドのスクッリにパスが通る。 スクッリはダイレクトでクロスを上げ、ゴール前にはデ・ロッシが走りこんでいた。 動きに気づいた善能寺が咄嗟にシュートコースを狭めようと体を投げ出す。 デ・ロッシの放ったシュートは善能寺の足を掠めてゴールポストにあたり、エンドラインの外に転がった。 チャンスにイタリアサポーターが湧き上がる。 『コーナキック、イタリアボールです。 さあ日本正念場!』 コーナーに立つのはピルロ。 イタリアはペナルティーエリア内に6人を投入してきた。 対する日本は最前線の田仲を下げてペナルティエリア外のカバーにつけ、他はマンツーマンで守備につく。 コーナーキックが放たれる直前、エリア内での激しい競り合いに、スタンドからの歓声が大きくなる。 しかし、ピルロはゴール前ではなくニアサイドに浮いたキックを放ってきた。 同時にイタリア攻撃陣3人が日本DFラインの前に走りこみ壁をつくる。 その後ろから現れたのは、ジラルディーノだ。 (こいつか!) インに回転が掛けられたボールに合わせ、ジラルディーノの体が伸び上がる。 同時に動いていた岩上が空中で体を寄せバランスを崩しにかかった。 それでも身長差で額を掠めたヘディングでボールはファーサイドに。 その先にスペースが空いている。 「!!」 斉木達がカバーに入ろうと駆け寄るが、パワーで勝るイタリア陣は激しい当たりで壁を作り思うような動きを許さない。 カウンターに備えて後列にいたピンツィーが抜け出し、完全フリーでアクションに入る。 その混戦が草薙の視界を遮った。 (Questo uno!) シュートが放たれたその瞬間、ボールは低いラインを描いて左隅ゴール枠をとらえるコースに。 がら空きの左隅にまっすぐに吸い込まれていくボール。 誰もが目を見開いてそのボールの軌跡を追った。 息を詰めたその瞬間。 間一髪、信じられないような動きで草薙の手がボールの軌跡に交わる。 弾かれたボールはゴールポストに当たり絶妙な角度で草薙に戻ってきた。 過ぎた緊張にゴール前の動きが緩んだ、その瞬間。 倒れるような体勢から、そのままダイレクトで繰り出された草薙のキック。 「・・・?!」 ボールは絶妙の高さでゴール前の選手たちの頭上を越えて飛ぶ。 じりじりと上がっていたラインの裏に抜け出していたのは。 「Kamiya・・・! 」 「・・・!! ・・・Danni! 」 猛然とダッシュする神谷の前に落ちるボール。 トップスピードのままそれをキープし無人のエリアを駆け上がる。 「Ritorni! Ritorni・・・!!! 」 「いけェーー!神谷!!」 『カウンター!!すばらしいフィードだ草薙!!神谷よく見ていた!!』 鮮やかな連携プレーにスタジアムの歓声が鳴り止まない。 草薙といえばゴールポストを味方につけた独特のキャチングが有名だ。 しかし彼の真骨頂はそのフィードの的確さにあるといっても過言ではない。 状況によってキックの種類を使い分ける草薙のフィードから生まれた得点は数限りない。 『ビンチから一転!日本チャンスだ!!』 『良いですね!ディフェンス崩れてますよ!』 『走る走る神谷!ハーフラインを越えて独走だ!!』 神谷の行く手に待ち構えるモレッティとの一騎打ち。 後ろからはいっせいに選手達が追いすがり、背後からのプレッシャーを掛けにくる。 「いけ!神谷!!」 「Lo fermi・・・!! 」 両足を同じレベルで使える神谷に一騎打ちで対抗できる選手は少ない。 モレッティは両足に体重を掛けて小さくリズムを取って神谷を待ち受ける。 その距離、あと5メートル。 心なしか神谷のスピードが上がったように見えた。 神谷の後ろから俊足のデ・ロッシが接近している。 あと3メートル。 神谷がステップを踏んでモレッティを牽制する。 あと2メートル。 足の間でボールをしっかりとコントロールしながら、神谷は上半身の動きだけでフェイントをかける。 一瞬出遅れたモレッティだが、神谷の動きにかろうじてついていく。 神谷の背後にデロッシが追いついた。 再度フェイントを仕掛けて脇を抜く神谷だが、執念の粘りを見せるモレッティの当りに体勢が崩れた。 その隙を逃さず、デロッシが斜め後ろから体を寄せてくる。 『神谷、完全に挟まれた!』 しかし神谷は体勢を立て直し、足先に吸い付くようなボールタッチで彼らに踏み込む隙を与えない。 さらに驚異的なスタミナとバネで、二人を相手にフェイントを仕掛けさえする。 『まだ前に進む!まだボールをキープ!一歩も譲らない!』 『すごい光景ですね・・・』 ゴール手前で死闘を繰り広げる彼らに、ようやく背後から両チームの選手たちが追いつき始める。 そのまま状況は膠着するように見えた。 もつれあう彼らの足元から、次の瞬間、ボールが消えた。 いったいどうやって蹴り出したのか、背後の全く見えないはずの角度にボールがきれいにすり抜ける。 背後から走りこんできた田仲への絶妙のタイミング。 イタリアDFと競り合い激しくショルダーチャージを受けながらも一歩抜け出した田仲がノートラップでボールを捉えた。 そのままボールを庇うようにゴールに半身を向けた体勢から、振り向き様に左足が鋭く振りぬかれ。 ゴールネットが大きく揺れた。 「・・・」 「・・・やった。 」 「・・・すげ」 『ゴール!ゴール!ゴーール!日本、先制ーーーー!!!』 一瞬の息を呑むような刹那の後、スタジアムが割れんばかりの歓声に包まれた。 ゴール前では田仲と神谷が抱き合って喜んでいる。 次々とチームメイトが駆け寄って、二人をもみくちゃにして祝福を与えた。 「やったやった!」 「神谷お前スゲエぞ!」 「田仲ナイスシュートだ!」 「お前らよく見てたなー!」 「いつの間にそんな作戦練ってたんだよ?!」 神谷と田仲が顔を見合わせると、「掛川の必勝パターンでしたから!」田仲が笑いながら答えた。 ポジションに戻りながら神谷がゴールを振り返り、親指を立てた。 草薙が軽く手を上げて応える。 歓声は、まだ鳴り止まなかった。 朝6時前、神谷は宿舎の部屋から小さなテラスに出て深呼吸をする。 まだ夜の名残を残すアクロポリスの丘の頂に、パルテノン神殿がほの白く浮かび上がる。 もう少しすれば、地中海の灼熱の太陽が直視できぬほどの輝きで、この古の都市を照らし出すのだろう。 予選リーグを勝ち抜き、決勝トーナメントへ駒を進めた日本代表はアテネへと乗り込んだ。 国内各地に競技場が点在するオリンピックでは、メインスタジアムのある土地で競技ができるのは限られた者だけだ。 つまりは、アテネで試合をすることそのものが勝者の証なのだ。 決戦の地アテネの空気を、神谷はもう一度深く吸い込んだ。 髪をなぶる風は強く、夜の気配を残してひんやりとしている。 目を閉じて風の音に耳を澄ませば、遠く車の走る音と、乾いた土の匂い。 体全体で感じる空気は、やはりどこかこれまでとは違っていた。 やっと、ここまできた。 すべては、夢を現実にするために。 その一歩を踏み出すために。 準々決勝のキックオフは、今夜だ。 「早いな。 」 まだ寝起きの掠れた声で背後から呼びかけられた。 狭いテラスを覗き込むように、草薙が窓に寄りかかって神谷を見ていた。 いくら物思いにふけっていたとはいえ、まるで気配を感じさせない草薙に苦笑する。 ほんとうに野生の豹のような奴だ。 「せっかくのアテネだからな。 」 ほら、と神谷があごをしゃくった先には、朝日を浴びて暁色に輝くパルテノン神殿の姿があった。 「・・・きれいなもんだな。 」 感心したように草薙が感想をもらす。 その反応に満足そうに目を細め、神谷がテラスから部屋のなかに戻ってきた。 すれ違い様、神谷が草薙に尋ねた。 「朝食前にちょっとそこら走ろうと思うけど。 どうする?」 「俺も行く。 ちょっと待ってろ。 」 そう言うと草薙はその長い腕を宙に伸ばしながら洗面所に消えていった。 あの日、スタジアムに高らかとホイッスルが鳴り響き、日本代表の勝利を告げた。 日本中がその大金星に沸きあがり、イタリアはまさかの敗戦に悲鳴をあげたのだった。 この日本の勝利、第一の功労者はやはり先制点の原動力となった神谷だ。 その後も冴えたパスと果敢なドリブルでチャンスを作りだし、イタリアに持ち前の攻撃力を十分に発揮させなかった。 さらに神谷は、試合終了間際にダメ押しの追加点を演出し、日本の勝利を決定的なものにした。 それが神谷の渾名になった。 不動の常勝チームであるユベントスが誇る東洋の至宝は、いまやイタリアの悪夢の使いとなったのだ。 味方につけば幸運を呼び、敵に回せば悪夢を運んでくる天の使い。 その二つ名は長く神谷に捧げられることになる。 「あの猫が前を通れば皆怖がって道を明けてしまうのさ。 昔から言うじゃないか。 黒猫が通った道は通るなってさ。 」 その日のイタリアの夜、無念さと異国の若きカルチャトーレへの賛辞とを織り交ぜて、バールに集まった人々は苦い酒を煽ったのだった。 気持ちの良い朝だ。 二人はあてがわれた建物を出てランニングコースをゆっくりと走っている。 互いに言葉はなく、ただそれぞれにこの朝の空気を楽しんでいた。 草薙と神谷、互いに個性も主張も強い二人だが、不思議とこういう静かな時間の過ごし方では気が合った。 互いの領域を尊重しあう微妙な距離感とでもいうようなものがおそらく似ているのだろう。 そうやってリラックスした雰囲気のなかで走りながら、神谷の思考は今晩の試合のことに集中していく。 今夜、日本と対戦するのはマリだ。 ワールドカップへの出場経験はないが、近年は若手の成長著しく、1999年のワールドユースでは3位になった。 身体能力ではアフリカの選手達は超人的なポテンシャルを持っている。 普通なら通るようなパスにも素早く反応し、パスカットからのカウンターを仕掛けてくる相手だ。 気を抜けば足元をすくわれる。 もちろん、そんな無様な試合をするつもりは無い。 負けるわけにはいかないのだ。 神谷は刻みつけるように心のなかで繰り返す。 こんなところで、負けるわけにはいかないのだ。 まだ、夢の入り口に入ったばかりなのだから。 長い長い道のりの、ほんの端緒にようやく自分は立ったばかりなのだから。 「勘違いするなよ。 」 不意に、隣の草薙が言葉を発した。 こういっては何だが、ほとんどその存在を意識の外に置き去りにしていた神谷は驚いた。 (そういえばこいついたっけな。 ) そんな神谷の内心などとうに分かっている草薙はそれはそれは不満そうに顔を顰めて、それでも言い聞かせるように言葉を重ねた。 「お前だけの戦いじゃないんだからな。 分かってんだろ?」 ジョギング程度では大して乱れる様子もない息をひとつついて、草薙はそれきり口を閉ざしてしまう。 ただ前を向いて黙々と足を進める。 「分かってるさ。 」 神谷もまたそう言ったきり、ひたすら前を見て走り続ける。 「頼りにしてるよ。 ・・・ありがとな。 」 やがて小さく伝えれられた言葉に、草薙が笑った。

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